2013年6月7日金曜日

ドミニク・クルーズの足がヤバイ(画像あり)

ドミニク・クルーズの外科治療した足の衝撃写真

Dominick Cruz vs Demetrious Johnson

bleacherreportより
画像はUFC公式より

五度目のバンタム級王座防衛のためのトレーニングをしている最中、パウンド・フォー・パウンドの偉大なるドミニク・クルーズはACL(Anterior Cruciate Ligament:前十字靭帯)断裂の不幸な犠牲者となった。

悪いニュースはさらに重なる、12月、外科的に修復した筋肉をリハビリしている最中に、「ドミネイター(支配者)」は再び怪我をしてしまったのだ。

ファンはクルーズの復帰がどのような形になるかヤキモキしてきたが、先頃登場したチャンピオンの写真(MiddleEasyより)に基づけば、まだまだ長い道のりだ。

Cruzleg_crop_exact

この掲載された写真からわかることは、長期間に渡って適切な練習ができないために、クルーズの左足は反対の足のほぼ半分程のサイズにまで縮み萎えてしまったことだ。

彼が怪我をした時、クルーズはユライア・フェイバーを相手にジ・アルティメット・ファイターのライブ・シーズンでコーチをしていた。ショーの完結後、二人はUFC148でベルトを賭けたラバー・マッチが予定されていた。

クルーズが最後に試合をしたのは2011年の10月で、そこで彼は現フライ級チャンピオンのディミトリアス・ジョンソンを相手にユナニマス・デシジョンで勝利した。その勝利は28歳の彼にとって10連勝となった。

Dominick Cruz vs Demetrious Johnson

クルーズ不在の間、UFCは暫定王座創設を決定し、それは現在ヘナン・バラオによって保持されている。そのブラジリアンはUFC149でフェイバーを倒してそのストラップを勝ち取った。その時以来、ブラジリアンはトップ・コンテンダーのマイケル・マクドナルドに対してベルトを防衛してきた。

4月、UFC社長デイナ・ホワイトは、彼のオクタゴン不在の期間に関わらず、クルーズのタイトルが剥奪されることはないことを確認した。

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というわけでドミニク・クルーズ衝撃の近況写真でした。最初はクルーズが横二人のどちらかになってしまったのかと思いました。

クルーズは前十字靭帯を損傷するという、レスラーの宿命ともいえる怪我をして長期離脱をしていました。ずいぶん長いこと欠場していましたが、その間にもクルーズはコメンテーターとしてケニー・フロリアンやチェール・ソネンらと同様にスーツを着こなしてFuelのテレビ番組などに出ており、すっかりタレント業が板についてきていました。爽やかなイケメンで話し振りも落ち着いており、もうお前こっちが本業でいいじゃん状態でした。それがファンの怒りにさらに油を注ぎ、テメー元気そうじゃねえか何試合さぼってんだケツアゴに謝れよコノヤローという雰囲気が漂っていました。(主に自分の周りに)

そんな彼ですが、その足の状態はどうもシャレになってないということがこの写真で明らかになり、自分もさすがに黙らざるを得ない感じです。だってもうこれコラージュじゃないですか・・・。完全に買ったばかりのフォトショップで浮かれて作りましたみたいになってるじゃないですか・・・。

よく骨折をした後に包帯を取るとこういう感じで萎えてしまうというのを聞きますが、それのさらに酷い状態という感じでしょうか。他のニュースではようやく医者からボクシング練習の許可が下りたとも報じられており、復帰はまだ当分かかりそうです。

ちなみに前十字靭帯はバスケットの選手などもよく負傷するようで、この靭帯が膝周りを支えることで左右の動きなどの際に足がぐらつかないようにしているそうです。なのでここを損傷すると踏ん張りが利かずに膝が左右にグラグラしてしまうということで、MMAに限らずスポーツ全般で致命的とも言える怪我です。

治療方法として、体の別の部位、特に腿の裏の筋肉の腱を持ってきて移植したりするようです。GSPはそれで再建手術が大成功して、怪我前と遜色ない動きができていました。

クルーズの戦い方はMMAで特異であり、スイッチを多用してあらゆる角度からの打撃を使って相手を削り、隙があればTDをして上から削るという戦法を得意とします。デンデン太鼓の親分というイメージで、強い体幹から粘りのある蹴りやアッパー、フックなどを繰り出します。スタンドはディフェンスが甘いところもありますが、それでもハッ!ハッ!っと気合を入れながらガンガン攻めるスタイルは動きが多くとても面白いです。果たしてあのスタイルが膝の怪我によってどのような影響を受けるのか、これが非常に心配なところです。

とりあえずリハビリに専念しながら、当分はコメンテーターとして活躍することになりそうです。これからはテレビに出るクルーズを見て「てめー早く試合しろコノヤロー」とか罵声を浴びせかけるのを自重したいと思います。本当にすいませんでした。頑張れ、ドミニク・クルーズ!

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