アントニオ・シウバ:オーフレイムが研究所で作られていたとしても彼と戦いたい
元ストライクフォース・ヘビー級チャンピオン、アリスター・オーフレイム
(MMA36勝11敗、UFC1勝0敗)にUFCのタイトル挑戦権がありそうな間は、
「デモリッション・マン」がそのような試合を待ち望む必要性はないだろう。
だがもしオーフレイムが12月下旬にサスペンションが終わったらすぐにでも
復帰したいのであれば、彼には望ましい敵がいる。アントニオ・シウバだ。
(MMA17勝4敗、UFC1勝1敗)
「ビッグフット」直近のトラヴィス・ブラウニとの試合で見事勝利を収めた彼は、
強大なオーフレイムのほうがより嬉しい、いっそ彼が「研究所で作られた」の
でも構わないという。
「もし本当にオーフレイムがサスペンション終了後に試合を待ちたくない
というのなら、私は彼を歓迎する準備ができているよ。」
とシウバは今日MMAjunkieに語った。
「私は彼をアスリートとして尊敬している。最終的に彼はK-1、DREAM、
そしてストライクフォースのチャンピオンだったからな。しかし私は今すぐに
タイトルやベルトがどうこうというわけではない。」
「オーフレイムはでかいし強い、だが私が彼を倒せることはわかっている。
彼が研究所製だったとしても、私は勝てる。」
肉体増強で不正をしたオーフレイムは、長い間パフォーマンス向上薬を
使用した疑いで告訴され、議論の渦中にいた。ダッチマンはずっと自分は
「クリーンファイター」であり、「全てのスポーツで最もドーピングテストをされた
アスリート」であるとして争ってきた。だが、彼は今年前期にネヴァダ州
アスレチックコミッションより出場停止処分を受けた。UFC146前の
ドラッグテストで14対1というテストステロン対エピテストステロンの割合が
検出されたのである。これはコミッションが許可する6対1の倍以上にあたる。
オーフレイムはNSACの公聴会で無罪を主張し、処方された注射薬の
せいで彼の数値割合が上昇したのだと訴えた。未だ、NSACは彼
に9ヶ月のサスペンションを課しており、終了は12月27日である。
UFC社長のデイナ・ホワイトは近頃、オーフレイムは今も
No.1コンテンダーの一人であると考えており、12月29日に行われる
現王者ジュニオール・ドス・サントスと元王者ケイン・ヴェラスケス
の試合をオーフレイムが待つのは歓迎するし、どちらが
UFCヘビー級タイトルを取ろうと彼の次のお披露目の相手にしようと
決心している。
しかしオーフレイムのキャンプは最近になって待つことがUFCに対して
最もいい選択かどうかわからないということを警告した。結局、怪我や
その他の予期できないハードルによってUFC155の対戦表が出た後も
試合が行われる保証はないし、オーフレイムにとって今一番重要な
ゴールは2011年12月のブロック・レスナー戦の勝利以来初となる
競技への復帰である。
だからオーフレイムが試合をしたくてウズウズしてるなら、
シウバはテストを提供できたらとても嬉しいと言った。
ああ、その挑戦というのは、一般的な敬意があるならば、
強制的なPED(パフォーマンス向上薬)の検査も一緒だ。
「自分にとって、オーフレイムは世界中のベストファイターの一人だし、
自分はいつもベストな奴と戦いたい。」とシウバは語る。
「もちろん、自分の出身地であるブラジルのパライバでは、
私たちが使うサプリメントといえば糖蜜だ。そして私たちの強さは
私たちの姿勢、つまり私たちは誰とでも、いつでも戦うということだ。
オーフレイムも同じことが言えるか見てみようじゃないか」
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ゴリバさんのオーフレイム戦への意気込みでした。
改造人間でも構わない、という発言はウィットに富んでいていいですねw
アリスターの実力に関しては自分はどうもよくわからない、というのが
本音ですのでタイトル前にゴリバ戦というのはとてもいいですね。
勝てばタイトル挑戦する実力はありと見ていいですし、負けたら
やっぱりねということで納得です。しかしUFCとしては価値が
落ちる可能性は避けてタイトルマッチをしたいというところでしょうか。
ちなみにテストステロンに関しては文中でもリンクを貼ってありますが
こちらにも貼っておきます。体内で生成されるのと同じものを
ドーピングするテストステロン補充は、検出が難しかったため今は
代謝物の炭素同位体を知らべて、その由来が動物性か植物性かを
調べることによってかなり正確にわかるようになったそうです。