2012年12月26日水曜日

クレイ・グイダ フェザー級転向について語る


UFCのクレイ・グイダ、フェザー級転向について語る

ATLANTIC CITY, NJ - JUNE 22:  Clay Guida (R) kicks Gray Maynard (L) in the main event lightweight bout during UFC on FX 4 at Revel Casino on June 22, 2012 in Atlantic City, New Jersey.  (Photo by Nick Laham/Zuffa LLC/Zuffa LLC)

bloodyelbow.comより 画像はUFC公式から



UFCで人気のベテラン選手クレイ・グイダ、彼は2006年から
16試合を155ポンドで行ってきたが、2013年1月26日にイリノイ州シカゴで
開催されるUFConFoxジョンソンVSダドソンでフェザー級に落とす。
対戦相手は日沖発だ。グイダは2010年と2011年の間に4連勝を飾った。
グレッグ・ジャクソンズMMAキャンプに移籍した後のことだ。
そのキャンプは現チャンプ、ベンソン・ヘンダーソンとの試合次第で
タイトル奪還者に手が届くというところまで彼を押し上げた。最初の
UFConFOXのカードでのことだ。

悲しいことにグイダはその試合で負けてしまった。そしてUFConFX4
でのグレイ・メイナード戦でのパフォーマンスはクソヤロウと言うべき
ものであり、彼は判定と、ファンとUFCのお偉方のサポート両方を
失ったように見えた。グイダはスティック・アンド・ムーブ(突き刺して動く)
という新しい戦略を採用しており、スティックの部分を減らしたために
メイナードを面食らわせ、デイナ・ホワイトをうんざりさせ、そして
ファンのブーイングを食らう羽目になった。

グイダはUFC.com'sのトーマス・ジャーバスィにフェザー級転向について語った。

「UFCでの自分の戦績を見ると、9勝7敗で、全然いいものじゃない。
そして私は自分自身にもっと多くを要求しているし、もっとうまくやれるし
常に進化していると思っている。」と彼は言った。

「皆は私のファイティング・スタイルを知ってるし、もし自分のファイトを
見てきた人なら、その戦績は15勝1敗になり得たことがわかるだろう。
私が思うにまったくダメで、接戦でさえなかった試合は本当にたった
一試合だけだ。それはケニー・フロリアンとの試合(2009年)で、
その試合は私のキャリアを前向きな方法で変える手助けになった。

だから自分のキャリアをより大きい絵の中で全体的に見れば、
メイナードの試合の後私は兄(同僚ファイターのジェイソン・グイダ)と
話したが、彼は私の人生とキャリアに多大な影響を与えた人だが、
彼は余計なポンドをカットして145ポンドまで落とし、他の奴らを
押しのけてぶちのめし始める時かもしれないと言った。

彼は言った。
『お前は何度か接戦があった。お前はグレイを一瞬だが失神させ、
ベンをぐらつかせた。しかし私たちはこいつらに止めを刺すことを
始めなければならない。』

だから私はそのことについて考えた、そしてしばらくの間その考えに
浸っていた。」

「私はフランキー(エドガー)がこの階級に来る衝撃をよく知っている。
私はなんとかしようとしてるし、チームメイトのカブ・スワンソンと
ディエゴ・ブランダオと共にこの階級を走ることができる。」と彼は言った。

「私は自分をそんなご大層なものだと思っていない。私はただ私たちが
どれほど競争的かを知ってるだけで、それは適切な練習と適切な
ダイエットを伴っている。UFCが自分を大物とやらせようと思うのに
2試合以上はかからないだろう。私は自分の前に横たわる機会に
興奮している。」

31歳のグイダはフェザー級で衝撃を生み出すべきだ。
だが、日沖はかなり厳しいテストを与えるだろう。

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フェザーに転向するグイダのインタビューでした。
ベテランの印象ですがまだ31歳と若いんですね。

どうやらフィニッシュするには今の階級では厳しい、というのが
転向の主要因なようです。確かにライトにおいて170センチは
かなり小柄で、グラウンド&パウンドを使うには体格的に
厳しいものがあります。そのハンディをこれまでは規格外の
パワーで補っていましたが、ベンヘンのような選手が出てきて
しまうとそれも限界でしょう。グイダのフィジカルがあれば、
フェザーでならもう少し楽に試合を運べるのは
間違いないと思われます。

それでもフェザーでは最近180センチを越える選手が
増えており、1月に対戦する日沖選手もフェザーで
ありながら身長は180センチとかなり大きいです。
逆に日沖選手はリーチでかなりのアドバンテージを
得られます。

物議を醸したメイナード戦ですが、彼のリーチと体格で
スティック&ムーブをやれば当然ですがリーチ差で
苦しんで手数が減りますからあの試合はなるべく
してなったのでしょう。この戦略をうまく実行するには
コンディットのようにリーチに勝りかつ蹴りのような射程の
長い武器を持っているか、エドガーのように驚異的な
フットワークが必要になります。フェザーでならグイダは
エドガーのようなスタイルを実現できるかもしれません。

接戦マンとして人気を博したグイダですが、どんなに接戦でも
試合は勝たなければ意味がありません。人気と実績の間で
悩んだグイダは、その両方を獲得するために階級変更を
決意したのであり、この判断はかなり正しいと思います。
色々言われていましたが、選手が試行錯誤した結果で
あればあのメイナード戦も自分はアリだと思っています。

この新生グイダを迎え撃つ日沖選手は、アウトボクシングで
グイダをいかに寄せ付けずに遠くから削れるかがポイントに
なりそうです。グイダのパワーで組み付かれたらクリンチが強い
日沖選手も恐らくTDされてしまうでしょう。インファイトでの殴りあい
もかなり分が悪そうな気がします。果たしてフェザー転向
一戦目のグイダはどうなっているか、一月の試合が楽しみです。

しかし海外でも日沖選手は強豪として認知されているんですね。
好きな選手なのでとても嬉しいですw