ミアはコーミエ戦の前にジャクソンに師事する
ESPN MMAより
画像はUFC公式より
ラスベガス-4月開催のUFCon FOXのイベントでフランク・ミアが
ダニエル・コーミエと合間見えるとき、新顔が彼のコーナーに登場する
だろう-グレッグ・ジャクソンだ。
ミア、33歳の彼は、ニューメキシコはアルバカーキで今月末から
開始する8週間のキャンプでジャクソンと接する予定だ。
ラスベガス育ちの彼が自身のホームタウンの外で試合に備えて
練習するのはこれが初めてになる。
5月のジュニオール・ドス・サントスとのUFCタイトルマッチで
2R・TKOで敗れた後、ミアは言った。自分の普段の練習ルーチンを
修正する必要を感じている、と。
「私はいつも感じていた、素晴らしいトレーナー達がいるし、だから
離れる理由なんか何も無いと。しかし妻と私は、向上するには
どういうものが必要なのかについて話し合った。」
とミアはESPN.comに語った。
「一つはたぶん、私が街を出てもっと集中すべきだということだった。」
-フランク・ミア、彼がジャクソンと共に練習するために
アルバカーキに向けて移動中のこと-
「私は常々、グレッグ・ジャクソンのゲームプランニングに感心していた。
私が引退する前に、私もそのゲームプランでやってみて、何があの男を
これほどの成功に導いているのかを見てみたいと思った。」
彼の家族に会う予定だ。彼がこれまでに三人の子供たちと
会わずに過ごした最長期間は4日間だ、と彼は言う。
8週間も会わないなんてあり得ないことだった。
だが、1週間の内の5日間は、彼のキャリアでも最高の集中
ができるだろう。彼が所帯を持って以来、本当になかった
事だからだ。最近では、二度に渡りUFCヘビー級チャンピオンになった
男は彼の娘のソフトボールの申し込みのためにワーク・アウトを
欠席している。そういう事態がアルバカーキで起こることはないだろう。
「私は結局ガレージでダンベルを使って練習した。」とミアは言った。
「私は未だにガレージで何かしら練習していた。それは自分がジムに
行ったときと同じだけのクオリティかい?ノーだ。」
ミアの長年のヘッド・トレイナーであるジミー・ギフォードは
コーナーでジャクソンと会うだろう。ギフォードは、ミアがこんな
キャリアの晩年になって変革を望んでいるのを見て、
とても興奮していると言う。
「成功を収めようとしたがるコーチが多すぎる。それは選手の
ためにあるものだ。」とギフォードは言った。
「私の教え子をより良くしてくれるものならなんでも私は大歓迎だ。
あいつは数年間この業界のトップにいた男だからね。彼が今なお
進化する方法を模索しているというのは素晴らしいことだよ。」
コーミエが対戦相手になったことが、ミアのやる気を引き出したようだ。
元オリンピック・レスラーであるコーミエ(11勝0敗)はUFCデビューで
大きな衝撃をもたらすだろう。
ストライクフォース最後の登場で2ラウンドTKO勝利という成績を
収めた後、コーミエはミアとの4月の対戦を公的に要請した。
ギフォードは彼の戦士に見たかどうかメールをした。
そしてミアは返信してきた。「試合後に彼の配役にサインするよ。」
「競争のレベルというものが重要なんだ。」とミアは言った。
「彼はダメージのほとんどをストライクフォースで受けてきた。
ストライクフォースを軽視するわけじゃない。しかし、そこは
UFCじゃない。」
「私が思うに、この試合は皆ががっかりするように運命付けられて
いることの一つだろうね。私たちの試合が終わったら、彼はすでに
205ポンドに行くつもりだと言ってるだろう。それは自信を持って
ヘビー級に残りたがる男のようには聞こえないだろうね。」
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というわけで私の大好きな剛術使い、フランク・ミアさんの
近況でした。まさかジャクソン先生に弟子入りとは驚きです。
ここ最近ではシェイプが悪いことが多く、明らかに動きの
キレとスピードが落ちており、ボクシングを強化したノゲイラや
元王者サントスにスタンドで一方的にやられていたことは
記憶に新しいところです。
そんなミアさんは今のままではダメだと決心し、
愛する家族を離れてMMAに集中する環境を整え、
さらに今最も注目されているコーチの一人、ジャクソン
先生に弟子入りすることを決意したようです。
プレビュー動画でもお子さんと仲良く練習してる
動画などが流れていましたし、奥さんもMMAという
仕事に非常に理解があり、家族一丸と
なって支えている印象でした。しかし、一方で
その家族の面倒を見ることによって練習に
集中しきれずにいた部分もあったのでしょう。
娘さんのソフトボールの申し込みでワークアウトを
欠席というのはあの強面からは想像できないですねw
福田力選手も日本にいると子供の面倒を見たり
しなければならず、集中できないので試合が決まると
渡米して練習しているようです。
そんなミアさんが今回弟子入りを希望した
ジャクソン先生ですが、彼は従来のMMAでは到底
あり得なかった発想によるゲームプランで、賛否両論
巻き起こすもののかなりの好成績を収めてきた有名コーチです。
彼が育てた代表的な選手といえば新世代ファイター筆頭の
ジョン・ジョーンズです。彼はゲーム理論を始め、極めて
数学的な思考を用いてMMAの作戦を立てており、
そのゴールは勝つことにおかれておらず、常に局面ごとに
有利で選択肢の多い状態に身を置き続けることを考えて
立案されているそうです。詳細は北米通信様の記事に
ありますので必読です。
また彼が教え子に使わせる武器も斬新なものが多く、
ジョーンズの肘や関節蹴りなどはその代表格でしょう。
これまでの枠にとらわれず、MMAという競技を
先入観なしに俯瞰してどうしたら勝てるかを考える。
自分はジャクソン先生の戦略はとても好きです。
新たな視点による新たな戦略こそが、スポーツを
進化させ発展させていくものだからです。また
そういう視点に基づく技術や戦略は、概して
登場したばかりのころは批判の的になるものです。
さて、話を戻してミアさんがジャクソン先生のキャンプに
行くことで、いったいどういう作戦を授けられ、どう
戦うことになるのか。これはかなり注目ですね。
自分としてはなんとかミアさんに勝って欲しいところです。
しかし、このキャリアでなお新しい状況、新しい戦略を
模索するというのはコーチもおっしゃってましたが
素晴らしいですね。やはり格闘技そのものが
大好きなのでしょう。こういう探究心を持つ選手には
敬意を感じます。そして強くなるために愛する
家族と別れる決心をして旅に出る。最高に
かっこいいと思います。
またミアの奥さんも素敵ですね。このままでいいと
思っている旦那と話し合って、旦那をより強くするために
旅立ちを勧めてそれを見送る、というのは並大抵の
ことじゃできません。格闘家の嫁に相応しい度胸の
据わった奥様ですね。自分もこんな奥さんが
欲しいです。いやマジで。
いや~でもほんと尊敬しちゃいますよ!
子供の生活がかかってるから挑戦なんかできない
ですぅとか、子供の世話があるから渡米なんか
できませんとか、生活のために強い奴と対戦
するより雑魚とやってお山の大将してたいですぅとか、
子供や嫁を言い訳にして冒険できないのが
一般人なんですが、いや~さすが格闘家は違いますね!
愛する家族と別れてトップを目指して旅立つ夫、
そしてそんな夫の背中を叩いて送り出し家庭を守る
決意をする妻!泣けるじゃありませんか!
やはり一流格闘家は凡人とは違いますね。
まさか格闘家ともあろうものが嫁や子供を言い訳に
するなんてことがあるはずないですよね。
まさかね!そんな腑抜けいるわけがないですよ。
いや~ちょっとでもそんなことを思った自分は
格闘家に失礼ですね。本当に申し訳ありませんでした。