2013年6月14日金曜日

チアゴ・シウバ、「愚か者」を叩きのめして小銭を稼ぎたいと語る

チアゴ・シウバは「愚かなる」ビッグフット・シウバとのキャッチウェイト戦を望む

MACAU, MACAU - NOVEMBER 10: Thiago Silva reacts after defeating Stanislav Nedkov during their light heavyweight bout at the UFC Macao event inside CotaiArena on November 10, 2012 in Macau, Macau. (Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)

君はライトヘビー級にはでかすぎるって?「ビッグフット」。ご心配なく、チアゴ・シウバは220ポンドのキャッチウェイトで君と喜んで対面するだろう、だから彼は小切手を手に入れることができるし、君を「ギタギタにぶちのめす」ことができるだろう、彼がトレーニングでしていたように。

MMAmaniaより
画像はUFC公式より

チアゴ・シウバは先週末(2013年6月8日)ブラジルはフォルタレザで行われたUFC on FUEL TV10でハファエル・カバウカンチを手ひどく痛めつけた。それからしばらくしないうちに、265ポンドの「ビッグフット」、アントニオ・シウバは彼の元トレーニング・パートナーであるシウバに対してある悪印象を持っていた。

血の気の多い205パウンダーはかつて一度たりとも試合を断るようなことはなかった、しかし彼は強く言った、もしそのヘビー級の「自分を嫌う奴」がオクタゴンの中でタンゴをご所望ならば、彼は絶対にライトヘビー級に落とさなければいけないと。そしてその「ペイザオ」のアイディアは実際面白いものだ。

しかし、その巨大なブラジリアンは何が何でも205ポンドに落とさなくてもいいかもしれない、というのもチアゴは「愚かな」誰かしらを「めちゃくちゃにぶちのめして」それでお金がもらえる限りはキャッチウェイトでも構わないからだ。

彼はBJpenn.comに詳細を語った:

STOCKHOLM, SWEDEN - APRIL 11:  Thiago Silva of Brazil works out for the media during the UFC open workouts at Pancrase Gym on April 11, 2012 in Stockholm, Sweden.  (Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)

「私はビッグフットについてあまり多くを語ることはできない、だろ?私達はよく一緒に練習してたし、私は彼を知っているし、なあ、私が思うに彼は嫌悪者だ。彼は妬んでるのさ、私が彼のお友達をぶちのめしたからな。もし彼が私と戦いたいのなら、いいだろう、205ポンドに来いよ。それかもっといいアイディアがある、君に教えてやるよ。キャッチウェイトみたいな感じで出来るんだ、うーん、大体220ポンドか、230、わからないけど、もし彼が落とすならね。私はそれでやるよ、問題ないね。私は戦いたいよ。私は金のために戦ってる、そうだろ、そして私はマヌケな連中を叩きのめすのが好きなんだ、彼みたいなね。だから彼が私と戦いたいのなら、私達は220ポンドのキャッチウェイトでできるし、彼をぶちのめす準備はできてるよ。その試合に賭けてごらん。」

その移り気な二人はアメリカン・トップ・チーム(ATT)で共に練習したものだった、しかしチアゴは昨年ブラックジリアンズを離脱した。そして通説に反して、それは必ずしも関係がまずくなったからというわけでもない。小さなシウバが言うには、その件の真相について「ビッグフット」は何のローヤリティも、何の「フラッグ」も持ってはいないという(つまりビッグフットは蚊帳の外)、そしてただその場所で練習するのが好きで、そこで彼は他の誰よりも仲が良かっただけなのだという。

さらにチアゴはATTでの彼らのトレーニング・セッション中のことを暴露した、彼はいつもその自分より遥かにでかい男に勝っていたし、だから彼は再び「ギタギタに叩きのめす」ことに何ら良心の呵責を感じないだろうという。

彼は説明する:

STOCKHOLM, SWEDEN - APRIL 11:  Thiago Silva works out for the media during the UFC open workouts at Pancrase Gym on April 11, 2012 in Stockholm, Sweden.  (Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)

「OK、私達が一緒にやったスパーリングでは毎回、彼は自分に何一つできやしなかった。だから、私はジムで彼を毎日痛めつけていたと言える。そしてああ、そうだ、私は何で彼が自分と戦いたいのかわからないんだ。彼は私が彼よりも優れていることを知っている。私が彼を散々にぶちのめしてたことを知っている、だろ。だから私はわからないんだ。彼は怒り狂ってるし嫉妬している、私が言ったようにね。だから、彼が私と戦いたいのなら準備はできてる。私は金のために戦う、そうだろ?彼をもう一度ぶっとばせるのは素晴らしいことだよね。」

彼が詳細をつぶさに明かさない一方で、「ビッグフット」は仲たがいの理由を語った、彼は元友人から裏切られたからだとし、その友人は「精神的に病んでいる」とレッテル貼りをした。加えて、彼の相棒である「フェイジャオ」が、彼がかつて兄弟と思っていた男によってジャガイモの詰まったずた袋のように殴られ崩れ落ちたのを見たことが、恐らく火に油を注いだのだ。

こいつをどう思う?マニアども、お前らの中にこのキャッチウェイトを見る気がある奴はいるかい?どの道、彼ら二人のどちらにとっても、彼らが尊重している階級でのタイトル・ショットに近づくものではなさそうだ。

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一体誰が得をするのかわからない、ゴリラ顔のおっさんとマフィア顔のおっさん二人の痴話げんかの続報でした。ほんとこれ自分以外に需要あるんでしょうか。

予想通りといいますか、やっぱりチアゴは別にビッグフットに対して特に思うところは無いみたいですね。ビッグフットはチアゴがブラックジリアンズを離脱したことについて、自分が何かしらの原因を担っていると思っていたみたいですが、チアゴ曰く「関係ない」とのことです。言葉からも「あのゴリラなんなのうぜー」感が漂っています。離脱も関係が悪くなったからとかそういうことじゃないようです。

ただビッグフットが噛み付いてきたので、「じゃあとりあえずやりますか」と売られた喧嘩を買ったんでしょうか。一応何かチアゴにも含むところがあるようですが、チアゴはそのあたりを語ることはできないんだ、だって昔は仲が良かったからな、と語ろうとはしません。仁義を通す男、かっこいいですね。

一方ビッグフットはペラッペラ喋ってます。クスリやってたのまでばらしてます。記者さんもチアゴが精神的に病んでいるというのは「レッテル貼り」としてチクリと揶揄しています。女々しいですからね。全体的にチアゴの肩を持つ感じの文章になっています。ゴリラはまじでお喋りゴリラなのがちょっと問題な気がします。

さて、結局記者さんも指摘の通り、親友と思っていたチアゴに捨てられ、さらに新しいバディである「フェイジャオ」が自分を捨てた男にボッコンボッコンにされたことで、ビッグフットはハンカチを噛みしめながら「許せない!絶対やっつけてやるんだから!(高い声で)」と復讐を決意したようです。どうもビッグフットはヤンデレ要素が強いですね。あんなゴリラにヤンデレ化されて付きまとわれたら猟友会を呼ぶ必要があるでしょう。でなければ恐ろしくて外を歩けません。

さあ、果たしてこの件の結末はどうなるんでしょうか?嫉妬の炎に駆られたビッグフットが、人間の限界に挑戦するダイエットをしてライトヘビー級でやるのか、それともキャッチウェイトで程ほどに落としてチアゴさんがゴリラをギッタギタのグッチョングッチョンにして小銭を巻き上げるのか、はたまた奇特な誰かがシウバ×シウバの薄い本を出すのか?誰も得しないこの試合の行く末を、格中とMMAマニアの中の人だけは注視していきたいと思います!

おまけ やたらと多いブラジル人のシウバという姓ですが、由緒ある高貴な姓だそうです。またブラジルでは姓を複数持つのが一般的なため、オフィシャルな場での名前の表記のために、姓を選択する必要がある際には複数ある姓の中で好きなものを選ぶようです。そのために、シウバを選ぶ人が多いのかもしれませんね。

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