2013年7月22日月曜日

カブ・スワンソンの打撃テクニック分析

UFC162 ジュードー・チョップ:カブ・スワンソンのスリンギン・レザー

LAS VEGAS, NV - JULY 06:  (R-L) Cub Swanson punches Dennis Siver in their featherweight fight during the UFC 162 event inside the MGM Grand Garden Arena on July 6, 2013 in Las Vegas, Nevada.  (Photo by Donald Miralle/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images) *** Local Caption *** Cub Swanson; Dennis Siver

bloody elbowより

画像はbloodyelobowとJunior Dos Santos - Official UFC® Fighter Profile | UFC ® - Fighter Galleryより

カブ・スワンソンは新たに生まれたノックアウト・アーティストというのみにあらず、印象的な技巧派ボクサーでもあるのだ。彼をそこまで危険たらしめる特性と技術について、コナーが分析をする。

カブ・スワンソンを愛さない者がいるだろうか?UFCでの非常に荒々しいスタートの後、そのジャクソンズMMAの産物は自身をさらに改善し続け、素晴らしい5連続勝利によってフェザー級の上位ファイターとなった、内4つの勝利はノック・アウトによるものだ。カブのキャリアにおける9年間で20勝、そのたった8勝だけがノック・アウトかTKOによるものだという事実を考えるとき、より強い印象を与える。その数字に首を傾げる者たちにとって、これはここ5戦で起きたカブのストライキング・フィニッシュの半分を解説したものだ。何らかの方法でスワンソンは近年のキャリアを華々しいノックアウト・アーティストに変貌させた、彼のキャリアにおいて最高にタフな競技者と対戦しながらそれを成し遂げてきたのだ。

カブのスタイルは野性的になりがちだ、予測不能で、とても爆発力がある。UFCの実況解説陣は彼の全ての勝利を運動性能のみに帰結させたがるようだが、実際はカブのスタイルはパワー以上に多くの感心する要素があるのだ。パワーはテクニックを効果的にするには増大させなければならない、そのテクニックが異端である場合でさえだ。もしパワーこそが全てならば、私達は全員レオナルド・ガルシアがその2本のぶん回す鉄の拳で今のフェザー級を支配するだろうことを知っている。

では何がカブをそこまで良くしているのか?

姿勢と高さの変化

私がカブ・スワンソンを好きな最大の理由の一つを知りたいかい?彼は、ファイターとは自身のテンプルにグローブをべったりと貼り付ける必要性を感じずともディフェンシブでいられることの生き証人だからだ。フレイザー・カフィンと私はクリス・ワイドマンがアンデウソン・シウバをノックアウトしたときのことを分析する中で、単純なハイ・ガードと実際のストライキング・ディフェンスの間にある違いについて議論した、だが私は何度でも言わせてもらおう:ディフェンスは複雑なのだ。実際、あるファイター達は手と前腕をとても巧みに使って打撃を防御する、だが単純に手を上げて、相手がそれをどうやって外すのか理解できないことを望むこと以外にもずっと多くの防御方法がある。ディフェンスにおいて非常に重要な側面の一つは姿勢であり、そしてカブ・スワンソンの姿勢は彼のアグレッシブなストライキング・スタイルの成功の鍵なのだ。

直近の試合におけるカブのスタンスを見てみよう。

Posture_medium

カブの顎は前に出した肩によってしっかり守られている。彼の背中は真っ直ぐになっており、首は緊張させ、頭は打撃に備えている。トレイナーのルイス・マンダはこの種の姿勢を「チェスト・アップ、チン・ダウン(胸を張り、顎を下げる)」姿勢と呼んでいる、そしてカブはMMAにおいてその金言の良い一例である。ではカブの姿勢をシバーのものと比べてみると、シバーもまた顎を前に出した肩の後ろに隠している、だが彼は背中を曲げることでそれを実現しており、一方スワンソンの肩は後ろに引かれている。シバーの首は打撃を吸収するための緊張をさせておらず、そして彼は猫背になることでアッパー・カットに対して無防備になっている。

カブの姿勢は顎を直撃から守る手助けをし、そしてあらゆる打撃をディフェンスを突き抜けて、ただ彼の頭と肩を掠めて通り過ぎるようにさせるのだ。このことは彼がボディを攻撃するときに最も顕著だ。あまりにも多くのストライカーが、ボディへの攻撃を選択した際にパンチを下方に向けて放ってしまう。それはムエタイと極真でも共通で、これらの競技では顔面へのパンチは少ないか反則だ、しかしボクシングやMMAのようなスポーツではその打ち方は軽率であり、相手に対して完全に安全な角度などなく、ボディ・ショットは相手からカウンターを受けやすい状態になりがちだ。その解決方法は攻撃の際に高さを変えることだ。カブが得意なショットの一つを打つシーンを確認してみてく、ラ
イト・ハンドがボディに、そして特筆すべきはシバーと関連した彼の高さだ。

Body_shots_medium

1.カブの右ストレートがシバーの腸に当たっている。

2.この時は右フックをボディに打っている、そしてシバーはカウンターを試みている。彼の振り回した左フックはカブの頭のてっぺんをかすめている。

3.別の右フックだ、そしてシバーのカウンターはカブの頭の上を通りすぎている。

4.カブがボディへの右ストレートを外している、だがシバーのカウンターも回避している。

カブの姿勢はこれらだけでは完璧には程遠いが、核心部分はここにある。パンチを打つ際に、カブは体重を左の尻の中に向かって沈みこませて両膝を折り曲げ、背中は折り曲げず、胴体を彼のターゲットの高さにまで下げていくのだ。彼の頭は安全だ、なぜなら頭は下方に向かい、身体の他の部分は相手の攻撃線上から外れている。カブがボディを打ちに来るときにシバーが当てることのできた唯一のカウンターは、ちょうど4番目の写真のように、カブが狙いを外したときに放つかすめるようなブローだ。

ボディ・ワーク(そして手の位置のさらなるレッスン)

類似の特筆すべき点として、我々は諸手を挙げてカブ・スワンソンのボディ・ワークへの取り組みを賞賛するべきだろう。カブと同じ様にボディへの効果的な打撃を数多く打つ選手はUFCには希少だ-事実ボディを全く打たない選手があまりにも多すぎる、その有効性は別にしてもだ。ではその男の動きを見てみよう。
GIF1GIF2

Oliveira_knockout_medium

1.1Rの半ばほど、カブは強烈な右をオリベイラのボディに叩き込む。

2.そして続く2枚目ではえげつない左フックをリバーに叩き込み、対戦相手にまずいことが起きたのがありありとわかる。

3.オリベイラをフェンスの方へ下がらせるとカブは素早く高さを変え、オリベイラに自分はもう一回ボディ・ショットで追撃しようとしてるんだぞという印象を与えている。

4.オリベイラはそのフェイントを食い、完全にガードが外れたところをどでかいステッピング・オーバーハンド・ライトにつかまってしまい、その試合は終了した。

このように、ボディ・ショットによってノックアウトをお膳立てできるのは明白だ、しかし私は特に以下の点を指摘したいと思う、オリベイラのディフェンスの綻びが、どのようにしてこの戦略を活きたものにしたのかという点についてだ。最初の2枚では、オリベイラはカブが攻撃しようと飛び込むのを見た瞬間に顔をすっぽり覆っている。彼が選んだ防御方法は、まさに殆どのMMAファイターが教わったものの一つだ:堅く、高いガードだ。このディフェンスでオリベイラは対戦相手の攻撃がほぼ見えなくなってしまうのみならず、それは多くの箇所を開いた状態にしてしまうのだ。カブにすればオリベイラのわき腹を破壊するなど容易いことだ、なぜならそれらの箇所は完全に露になっているからだ。

しかし最後の2枚ではオリベイラは腕を低く保ち、ボディを防御している。2枚をそれぞれ見てみると、そのブラジリアンの足はその場で固まってしまっている。彼の最初のディフェンス方法は手を上げた状態にすることであり、したがってカブが前方に向かって突進して屈みこんだ瞬間、彼は選択を迫られているのだ:頭を守るのか、それとも腹を守るのかだ。カブにとっては幸いにも、オリベイラは選択を誤り、そしてそのツケを支払うことになった。

フットワーク

ここがカブが少しばかりリスキーになりがちなところだ。彼のフットワークはかなりの見掛け倒しにも、かなり素晴らしいものにもなりうるのだ。老獪な打撃技術を持つ、最高にタフな対戦相手の一人であったロス・ピアソンとの試合はその両方の例を有している。最初に、悪い方。

Forward_momentum_medium

1.カブは一時的にサウスポーにスイッチし、蹴りを放つか、相手の目についたところを攻撃するかしたいようだ。

2.彼は非常に速い左ストレートを放ってピアソンの顎を捉える。

3.だが彼は打撃の際に体重を全て前に投げ出してしまい、それにより彼の後ろ足は瞬間的に右足と平行になるほど前に移動してしまう。また彼は自身のパンチの結果として少しばかり前かがみになりすぎた。

4.ピアソンは素晴らしい右のアッパーカットを打ち込んでカブをよろけさせる。

これはカブのスタイルの残念な傾向だ。彼は全てのショットに大きく体重を掛ける。その瞬間は結果的に彼を悪いポジションに導くことがある。大抵の場合カブは反撃を避けるのに十分な速さがあるのだが、ロス・ピアソンのストライカーとしての才覚は彼にそのツケを払わせることができるのだ。ピアソンがそのアッパーカットに次いで核兵器の左フックを放とうと思わなかったことはカブにとってラッキーだった:クリス・ワイドマンが最近私達に見せてくれたではないか、ねじり込むパンチによってファイターの足がポジションから外れてしまうことがあるということを。

だが同じ試合において、スワンソンは美しいフットワークを用いてピアソンが前に出る瞬間を利用してカウンターを当て、試合を終わらせて勝利している。(GIF)

Pearson_knockout_medium

1.カブはフロント・キックを放つが失敗し、足がピアソンの肩の上に捕らえられてしまう。

2.彼はムエタイのトリックを用い、ピアソンの顔を右手でパンチしながら足を自由にするために後方に飛び跳ねる。

3.ピアソンが前方に突進すると、カブはより戦いやすいオーソドックスに戻る。ピアソンのボディ・ランゲージは「フライング・ニー」と言っている。

4.カブはステップしてラインから外れつつ、その攻撃に美しいレフト・ハンドでカウンターを合わせている。

これは印象的なフットワークだ、そしてそれが現在のカブの輝きの持ち味なのだ。ケニー・フロリアンはそれを「チェック・フック」と呼んだ、フロイド・メイウェザーがリッキー・ハットンをノック・アウトするのに使った技のように(GIF)、だがフットワークは異なっている。前に出した足を軸にピボットする代わりに、カブはステップ・バックし、パンチを打つのに伴って左足を後ろ足に持ってきている。私はカブがこれまでに何らかの流派の空手を経験したことがあるのかはわからないが、彼の動きはこの円心のビデオの中にあるものの一つに見える。



それかカブのフットワークは恐らく二つのアイディアの組み合わせだ、彼の戦術的なスタンス切り替えには少しばかりタイソン風のところがある気がする。 (GIF)

カブ・スワンソンは素晴らしいファイターであり、多種多様なスキル・セットがある。かつて危険なBJJ黒帯選手として大げさに宣伝されていたが、今や彼はフェザー級で最も危険なストライカーとして知られるようになった。ボクサーと本職のボクシング・コーチと共に練習したことは間違いなくカブにとっては大成功だった、そして私がただ望むばかりなのは、もっともっと多くのMMAファイターが彼の例に倣い、その甘美なる科学について学び始めることだ。カブがボクサーのジュリオ・ディアズとスパーリングしているこのビデオを紹介しながら、皆さんとお別れしたいと思う。



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というわけで今回はブラッディ・エルボーによるカブ・スワンソンの打撃テクニック分析でした。ジュードー・チョップはブラッディ・エルボーのシリーズ物で、毎回技術分析をするコーナーです。

あるときを境に、カブ・スワンソンの打撃は極めて変貌し、遠くから大きく踏み込んでの渾身の一撃でKOを量産してきました。ウェルター級のジョニー・ヘンドリクスのように、急に打撃の才覚が花開いた印象です。

その立ち姿は特異的で、空手とボクシングの融合のように見えます。相手に対して真横になって上体を起こす立ち方は伝統派空手を使うリョートのようであり、飛び込んでからの打ち方はボクシングそのものです。遠目から回避しつつ飛び込むことを考えると、結果的にボクシングのスタイルがあのように変化するのかもしれません。

自分がこの記事で非常に感心した点は、姿勢と高さ、ムエタイ的な構えの問題点、そしてボディについての項目です。

まず姿勢と高さです。本文中にもありますが、ボディを打つ際に身体を沈ませずに下方向に打ち下ろすのは極真などで見る打ち方です。ムエタイは蹴りが中心のために構えは後ろ重心で前足を軽くあげた状態であり、距離と姿勢のせいでどうしてもパンチの頻度は下がりがちです。極真空手はそもそも顔面への突きが禁止です。これらの競技では、顔面へのパンチに対するディフェンスをあまり考慮していないケースが多く、そのためにMMAではこれらの技術をそのまま持ち込むとかなり危険です。

スワンソンが対戦したシバーの構えはほぼムエタイですね。ハイガードで顔を覆い、猫背で足のスタンスは狭く、身体はほぼ正対し、前足は軽くあげて素早く蹴ることが出来るようになっています。しかしこの構えは特定の対応しにくいパンチがあります。それはアッパーとボディです。かつてムエタイ戦士が日本に多く上陸した際、彼らへの対応策として日本人選手の間でアッパーが流行ったそうです。バックステップがしにくく、ガードが高すぎるために顎ががら空きになってしまうムエタイの構えはアッパーに対応できなかったようです。

一方ボクシングはパンチのみの競技であり、あらゆるパンチに対しての防御とカウンターが生み出されています。そのために、顔面ががら空きになり、かつ回避行動が伴わない打ちおろしのボディ・ショットであればまずカウンターの餌食となります。ボクシングではあらゆるパンチが、相手の反撃を考慮して攻防一体となっている場合が多いです。

そしてその一例が今回紹介されているボディの打ち方です。ボクシングではボディを打つ際に膝を使って身体を沈ませ、目線をターゲットと同じ高さにすることが基本です。かつ、きちんとガードを上げ、上体を前のめりにしないことがとても重要になります。(身体を倒すのとはまた別です)ここが疎かになると、バランスを崩したり体が泳いで危険だからです。前手のボディ・ストレートなどは、身体を倒して頭の位置と高さを変え、少しサイドに踏み込みながら相手のカウンターを外して打ちます。これはドス・サントスがとても多用しているボディですね。(下記写真では、顔面へのストレート系を警戒してがっちりと閉じたピーカブー・ブロックを選択したミルコのボディががら空きになっています。耳の後ろ付近も空いており、オーバーハンドも当たりそうですね。)



これにより、相手のパンチは自分の上方を通り過ぎていくことになります。線をずらせば相手のストレート系の打撃も回避できます。このボディはボクシングでは当たり前ですが、MMAではバックボーンが様々なため、この動きができていない選手が極めて多いという指摘はとても同感です。この相手の攻撃を回避しつつ踏み込むというボクシングの技術を一番巧く使いこなしているのはやはりシガーノでしょうか。彼の十八番であるオーバーハンドも同じような動きをしていました。ハントもヴェラスケスも、シガーノの踏み込みに合わせようとしたパンチがシガーノの頭上を空振りし、そこにオーバーハンドを叩き込まれてダウンを喫しています。

また動画で確認しましたが、いわゆる伝統派系のフットワークを多用する空手では、やはりボクシング同様に中段突きの際は膝を柔らかく使って高さを変えて回避行動をしていました。ボディワークは使っていないようです。

次にボディです。ボディ攻撃は相手のスタミナを奪い取り、足と体のキレを鈍らせ、後半で優位に立つことができます。またボディを打つことで相手のガードは散漫になり反応も鈍りますので、KOを狙うならばまず選択肢に入れておきたい攻撃です。ストライカーならば必須のスキルではないでしょうか。

カブ戦でのオリベイラ、上に貼ったサントス戦でのミルコ、そしてジョーンズ戦でのショーグンもそうですが、MMAでは苦しくなるとこのハイガードにすぐ頼ってしまう人がとても多いように思います。そもそもボディを打たれることを想定していないケースも多々見られます。なので強烈なボディ・ショットというのが選択肢にあるだけで、相手をぐっとフィニッシュしやすくなってきます。顔を嫌がればボディ、ボディを嫌がれば顔面と打ち分けられれば、相手はディフェンスに必死で反撃の糸口を掴めなくなります。OFGを使用するMMAではガードによる防御はボクシングよりも難しくなっているようにも思いますので、これは非常に有用なスキルです。(おまけ セレス小林氏によるボディ・ブロー講座)

しかしこのボディが万能かというと、決してそんなことはないと思います。ボクシングもまた同様に、蹴りと組み技を想定していないからです。上記記事中で、カブのボディに対してシバーができたカウンターはかすめるようなフック系のパンチだけとしていますが、自分はここに蹴りの有用性を見ます。頭の位置を下げて踏み込むボディ・ショットは、膝やハイキックの格好の的ではないかと思っています。特に膝です。下から弧を描くように突き上げる膝は、この動きにとても強いのではないかと予想しています。どうやっても片方のガードが下がるうえに、どちらか片側に大きく踏み込みますので、ハイキックも中々にいい線を行くのではとも思います。しかしそういうケースを見たことが無いですし、ラインをずらす回避行動をされるとそううまくは行かないのでしょうか?カブがアルドと当たれば、その辺りがはっきりしそうな気がします。

私は観戦レポートの際、何かと言うとボディを打てボディを打てと書いていますが、決して三原じゅん子ファンだからではありません。むしろ顔よりもボディのほうがやばいからこそ、ボディを打てと言っているわけです。GSPのタックルと打撃、アルドのパンチとローキックもそうですが、攻撃手段が豊富なMMAでは相手のディフェンスをいかに散らすかというのが非常に重要だと思っています。相手に選択を迫り、迷わせることで相手はどんどん後手に回っていきます。結果、防御が外れてビッグ・ヒットに繋がるのだと考えています。

そういうわけで、カブ・スワンソンが飛躍的にKO率を上げた理由は彼のボクシング・テクニックの上達と上下の打ち分けにありました。やはりフットワークが洗練されているボクシングの有用性は非常に高いですね。ちなみにもし自分が今MMA選手を目指すならば、やはり優先してトレーニングするのはボクシングだと思います。優先順位としてはフィジカル・トレーニングが圧倒的に最優先なのですが、技術的なことならばやはりボクシングを優先する気がします。そしてボクシングはわりと本気で習いたいと思ったりしています。メイウェザーみたいな戦い方を教えてくれるジムがあったら通うかもしれません。(頭をごっつんこして打ち合うスタイルは嫌いです。)

そして個人的に面白いと思うのが、カブがボクシングをMMAに適応させた結果、空手のエッセンスが少し見え始めているところです。こうやってあらゆる格闘技の要素を吸収した先には何が待っているのでしょうか?現在すでにMMAは体系化されつつあります。MMAという一つの完成された格闘技が誕生する日は、もうすぐそこまで来ているのかもしれませんね。

余談ですが、タイトルのslingin' leatherが肩からの吊るし革のことなのか投石道具なのかわかりませんでしたのでそのままにしました。何の比喩かわからないので、わかる方がいらっしゃいましたら教えてください。このワードで検索すると一番最初にブラッディ・エルボーが来るので記者の造語の可能性が高そうです。

2 件のコメント:

  1. こんにちは。
    コリアンゾンビの次の挑戦者はカブになったら面白い試合になりそうですね。

    ブログ主さんがMMAファイターになったら優先一番はフィジカルなのですか?

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    1. カブはいいですね、なるべく早く挑戦権を回してあげて欲しいです。

      私がもし今MMAファイターになるなら、まずフィジカルを最優先します。全ての技術よりも先に肉体的な強さが優先すると考えるからです。日本人の場合は特に重要なのではないかと思います。

      鍛えるのは第一に心肺機能(スタミナ)、次にスピードと瞬発力、そして柔軟性と脳のトレーニング(動体視力等)かなと思います。自分がMMAを見ている限り、これらの優先順位がかなり高いと思っています。

      技術ならばとにかくディフェンスを優先で、使う武器は可能な限り絞り込むと思います。たぶんジャブとローを優先します。そしてひたすらに速くてコンパクトな打撃で削るスタイルを目指すと思います。書いてて思いましたが、すごいつまらない選手になりますねwでも勝つためにはそれが一番手堅いだろうと考えています。

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