2012年11月13日火曜日

UFC JAPANシリーズにヤクザの影!?海外の予想

更新情報・UFCJAPAN・2013年シリーズが来春スタート

FightOpinionより

UFCは2013年3月3日、さいたまスーパーアリーナに帰ってくる。もし2012年の大会同様にうまくやれたならとても興味深いものになるだろう。UFCは電通と複数年の開催契約をしているから、これはなんら驚くことではない。疑問なのはどれくらい支払うことになっているのかということだ。


(最初の投稿は2012年8月29日)
UFCのマーク・フィッシャーは日刊スポーツに以下のように語った

・UFCジャパンシリーズは2013年春にスタート

・予定では年間4試合のハウス・ショー(プロレス用語でテレビ中継が無いこと)

・大会は5000席規模になるだろう(横浜文化体育館、大阪府立体育館、
 東京ベイNKホールなど)

・ナンバー大会ではなく、日本人選手発掘と市場へのUFCネームの拡大を
 目的とする

語られなかったことは語られたことと同じだけ興味深い。

最初に、日本はUFCにとって最優先のアジアのターゲットマーケットになるのか、それともチャイナか、どちらがマークのアジアにおける縄張りなのだろうか?

市場においてテレビとの取引については現実味の無い話だ。私が以前述べたように、コンバットスポーツに対するテレビの放映状況というのは日本では惨憺たるものだ。扉は叩きつけるように閉められてしまった。コンバット・スポーツ・ビジネスは現在地上波が触れるにはあまりにも黒い。彼らはこれっぽっちも関わりたくない。もしそれが一流で身奇麗な日本人の運営するものだったら彼らも興味を持ったかもしれないが、UFCは日本人の運営ではない。ジャパン・シリーズがそれを変えられるだろうか?無理だ。日本において、実質的なTV契約を取れる期間など、本当にどこにもありはしないだろう。それらの大会はテレビ東京から大体午前3時か4時くらいの放映時間を買う内容になってしまうだろうし、それでは何も進歩が無い。それはUFCの落ち度ではないが、2012年の日本ですでにあったことだ。

それはコンバット・スポーツにヤクザが関わっていることを意味しており、業界に蔓延るギャング達が大きな商機を傷つけているので、対ヤクザの出資法は大きな方法で彼らに狙いを定めている。警察はいくつかのより有名な会場からそのギャング達を一掃しようとしている。縄張りの金を守るための多くの取引を続行できないようにするためだ。とはいっても、常々予期されているのがギャングどもはすっとぼけたフリをしてその歯をUFCジャパンシリーズに食い込ませようとするだろうということだ。

選手のマネージメントを通してか、コンサルタントとして「中に」入り込むことによって。

電通は力を持っているし彼らはいつも雑魚に気を配ることができるが、もし大物が興味を持ったとしたら、どうなるかわからない。私はUFCが東京区域のより小さな会場で多くのトラブルに遭遇するのではと疑っている。日本が眠ってるのはまた別問題かもしれない・・・。

2012年さいたまスーパーアリーナでのUFC Japanは、始まりの瞬間というよりも日本における大規模MMAの最後のあえぎということがわかった。仮に電通/ソフトバンクがアリーナの半分の招待券を持っていたという報道を信じたとしても、まだUFCは予想以上の成果を収めている。しかしバブルが弾けても、その大会にはUFCが日本で大規模イベントを継続的に行えるようにするための現実的な推進力がまったくなかった。これはOKだ。悪いニュースでもないしなんらかの失敗の予兆でもない。ただ現実だ。UFCは再び日本で大きい大会を開催できるのか?陪審員はいまだ蚊帳の外だ、しかしその成功は、この点においてUFCをあっさりと町での一人ボール遊び状態にしてしまう。
どうなることか。

歴史は語る。UFCは日本人ファイターを見てるし、日本の一般大衆が考えるのとはかなり違って将来の有望さが彼らの望む魅力なのだ。古典的な例は高坂剛だ。彼はUFCが切に欲しがった選手であり、彼はRINGSで不人気選手だった。大衆はわずかに高坂に関心を持ったが、UFC開催後でさえ、関心の全ては田村潔に対して向けられた。もしUFCジャパン大会の目的がタイトルクラスになる可能性を秘めた選手の発掘だとしたら、現在のジムや日本人の練習方法とその取り巻く状況がどういうものかを知ってがっかりしたかもしれない。どこかしこも単純に日本のジムではアメリカとブラジルのジムにあるようなハイエンド仕様のドーピングをやっていないのだ。真実は真実だ。もしUFCの作戦が客は呼べるが世界規模で競争はできないかもしれない日本人ファイターを探すためなら、それはより現実的なゴールかもしれない。だがしかし、それはUFCが考えている道ではないだろう。彼らはいつもある志とともに考え、地方のマーケットの嗜好については考えない。

だから、UFCにとっての総体的なゴールは電通との契約を履行すること、日本である程度知名度を築き上げること、そしてたぶん数人の軽量級ファイターを探すことより他にあるのか、私には全然わからない。何かメジャーなところでこのシリーズがブームとなって大きなスプラッシュが起きるなんて期待はするな。私は全体的なコンセプトは好きだが、UFCのスタンダードな経営哲学が日本の古いファンの嗜好とばっちり噛み合うとは思わない。彼らがある程度の成功を収め、日本のシーンからあぶれてしまったバッドガイ達を照らし出して欲しいと望むばかりだ。

まだまだ燻り出されるべき大量のゴキブリどもがいる。

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というわけで今回は海外から見た日本の格闘技市場でした。最後の一文が訳したいがためにこの記事選びましたw踏み込んでいますね。海外だからこそ発信できる事もあります。執筆した人は、日本人の「真面目に格闘技に取り組む選手」が実力を持っていても日の目を見ることが出来ない状況にかなりご立腹のようです。MMA愛が感じられますね。一方で商業的には厳しいのではないか、と冷静に現実を見ている側面もあります。

私は日本のテレビ局や興行に蔓延する、「ヒーローは作るもの」という考え方が死ぬほど嫌いです。
公正に戦う場を与えて、そこで競争を繰り返せば結果的にヒーローは産まれるものだと思います。
そういうスポーツを当たり前に楽しむ土壌が育成されないこと、その阻害をテレビメディアが率先して行っていることには絶望感を感じますね。いつか暇があればその辺も書いてみたいと思います。

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