動画はMMA Fightingより、インタビュアーはアリエル・ヘルワニ記者
テキストはFightOpinionより
ジョン・フィッチ(以下フィッチ)「たくさんのプレッシャー、たくさんの
クソみたいなことがあり、私は去年から今年半ばまでそれらのことから
痛みを取り去ってきた。」
アリエル・ヘルワニ(以下ヘルワニ)「一進一退のファイトでした。
あなたにはあなたの、彼には彼の好機がありました。エリックシウバが
ここまでタフだとは予想してましたか?」
私たちはしっかりした戦略を持って試合に臨んだんだ。あの、私は
ズィンキンエンターテイメントとアメリカンキックボクシングアカデミーに
準備してもらったんだ。数名のタフで運動神経のある奴らに
スパーリングの中で色々と対策をしてもらって、彼らとのすべてが
あのフレッシュなラウンド中に自分の中で結実したんだよ・・・」
ヘルワニ「あなたは今週の初めに私に言いました、勝つだけじゃない、
印象的なパフォーマンスでなければならないと。あなたにとってあの試合は
印象的なパフォーマンスでしたか?」
フィッチ「そうだと思う。戻って試合を見たんだが・・・しかし、あの、
私はあっちこっちでいくつかミスをしたが、いや私はミスだったと思う、
なぜなら私はやろうとしてたんだ、あの、ちょっと聞いてくれ、あの・・・
彼は私に足払いをして私は顔面をキャンバスに叩きつけられちまったが、その、あれは自分は歯の間からバドライトのエンブレムを吐き出そうと
してたんだ。だがその、彼はタフな若造で、でも私はちょっと彼に
今日は勝たせてやろうなんて気持ちがありすぎたんだ。」
ヘルワニ「新生ジョンフィッチでしたか?」
フィッチ「その、自分はもし何かあってポジションを失っても、すぐに
取り返せるんだって知ることで自信が持てたんだ、そう、うん、私はそう思う」
ヘルワニ「2ラウンドのリアネイキッドチョークはどうやって逃れたのですか?」
フィッチ「ああ、そうだね、対BJペン用トレーニングキャンプの後、
リアネイキッドチョークで自分を仕留められそうな奴なんて
誰もいなくなったんだ。そんなこと起こりそうもなかった。
私は皆に賞金を出していたんだ、黒帯連中にバックを取られて
深いフックをされたところから始めて、そこから逃れてトップを取るなんてことに。
ほとんどの場合私がトップポジションを取って、時々はスイープできない奴も
いたかな。だから、皆にはバックを取らせてやるし、フックも取らせてやるし、
自分にチョークを仕掛けさせてあげるよ、そしたら君の背中にぴったり
張り付いて、君をひっくり返してやる」
ヘルワニ「試合後に彼になんと声をかけたのですか?」
フィッチ「私は彼に君はとてもタフだと言った、顔を上げたままでいろ、
一生懸命練習しろ、君はこの階級の未来だ、このスポーツの未来だ、
この試合で落ち込んだりしちゃいけない、そう言った。」
ヘルワニ「最後に、ジョン・フィッチは帰ってきましたか?タイトル争いをし、
GSPと5ラウンドを繰り広げたあの男は戻ってきましたか?」
フィッチ「より良くなったジョンフィッチがそこにいるんだ、
だからカムバックなんて言わないでくれ。」----------------------------------------------------------
UFC153、エリック・シウバ戦後のフィッチさんでした。
ボソボソ喋りで全然聞き取れません。アメリカ人は皆陽気に喋るという
偏見はフィッチさんのおかげで完全に払拭されました。
内容ですが、若手選手に対して非常に優しい印象ですね。
エリックへの言葉には少し泣きそうになってしまいました。
福田力選手もフィッチさんの自宅にお邪魔してAKAで練習してるそうですが、
ものすごく面倒見がいい人なんでしょうか。だとしたら好感度超UPです。
もう塩漬け名人なんて言いません。ただ勝つのではなく、
いい勝ち方をするんだ、
そう決心したフィッチさんのこれからが楽しみですね。
喋り方、風貌、ファイトスタイルからオクタゴンの仙人と
呼ばれる日も近そうです。