2014年10月2日木曜日

UFC178 感想と分析part1 クルーズvs水垣

ようやく敗戦のショックから立ち直りました!UFC178、クルーズvs水垣の感想と分析です。以下は個人的な意見ですので参考程度にどうぞ。

LAS VEGAS, NV - SEPTEMBER 27:  (L-R) Dominick Cruz punches Takeya Mizugaki in their bantamweight fight during the UFC 178 event inside the MGM Grand Garden Arena on September 27, 2014 in Las Vegas, Nevada.  (Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)

画像はUFC 178 大会フォトギャラリー | UFC ® - Mediaより

バンタム級 5分3R
WIN ドミニク・クルーズ vs 水垣偉弥
(1R タックル→バックからのパウンドによるKO)

完全なる支配、「ザ・ドミネイター」恐怖の1分葬

LAS VEGAS, NV - SEPTEMBER 27:  Takeya Mizugaki recovers after losing his fight to Dominick Cruz in their bantamweight fight during the UFC 178 event inside the MGM Grand Garden Arena on September 27, 2014 in Las Vegas, Nevada.  (Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)

時計が4:00を表示した瞬間、審判が慌てて二人を引き離した。狙撃手が2012年11月10日の勝利から必死に積み上げてきた、2年間という長い歳月がたった1分の間に全て泡となって消えていった。

「ザ・ドミネイター」ドミニク・クルーズ、支配者の名を与えられたバンタム級元王者は3年ぶりに金網に戻り、茂みに潜むスナイパーを遮蔽物のない更地に引きずり出し、地形が変わるほどの艦砲射撃を浴びせて蹂躙した。蹂躙、他に形容の仕方があるだろうか?

前十字靭帯断裂という大けが、そして再建手術後のリハビリ中の怪我と、選手生命を絶たれかねない程のダメージを膝に抱えた支配者の復帰は大幅に遅れた。彼は戦線を3年間離れた。ベルトは剥奪され、ランキングは大幅に下がった。彼が不在の間にバンタム級には新たな王者が生まれ、絶対的と思われたその王者も若きスターに駆逐された。戦場は大きく様変わりをしていたのだ。

クルーズは果たして以前と同じパフォーマンスが出来るだろうか?皆がそれを不安視した。異次元のステップと全方位からの打撃、それと連携したタックルを駆使したクルーズのスタイルは膝を酷使する。3年のブランク明けでその動きが維持できるか、それが最大の焦点だった。

試合後、私はただ呆然としていた。そして騙されたのだと思った。なるほど、あの足が別人のように細くなった写真は支配者が仕掛けたトリックだったのかもしれない。



彼はUFCの解説者、コメンテーターとして最前線の試合を研究し続け、裏でバカンスを楽しみながらトレーニングに明け暮れ、とうとう最強のスタイルを創り上げてから復帰したのだ、そうに違いない。

私がそう思いたくなるほどに、支配者はあまりにも圧倒的だった。離脱前よりも動きにキレがあるようにも感じた。脳裏には王者の二文字がよぎる。相手に何もさせずに捻り潰す、恐怖すら感じさせる戦い方からは、紛れもない王者の風格が漂っていた。

デイナ・ホワイトはその大会後の記者会見で、ドミニク・クルーズに王座挑戦権を与えることを表明した。きっと彼の光り輝く頭部の中でも、同じ文字が煌めいていたにちがいない。

これはMMAだぜ!パンチと連動させた支配者の芸術的タックル

LAS VEGAS, NV - SEPTEMBER 27:  Dominick Cruz takes down Takeya Mizugaki in their bantamweight fight during the UFC 178 event inside the MGM Grand Garden Arena on September 27, 2014 in Las Vegas, Nevada.  (Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)

MMA最大のポイントは、局面の切り替えがあることだろう。大別してスタンド、クリンチ、グラウンドがあり、それぞれの場所で必要な技術は異なってくる。大事なのはどの局面において自分が勝っているのかを判断してその局面に持ち込むことが一つ、もう一つは、それぞれの局面が切り替わる瞬間を狙って攻撃を仕掛けることだ。

この試合、といってもわずか一分間だが、「ザ・ドミネイター」が最も優れていたのはこの部分だと私は感じた。

試合の立ち上がりは互いが距離を取っての打撃戦だった。水垣は機動力を使ってのパンチを、クルーズはかつてのステップそのままに、大げさすぎるほどのボディワークを駆使し、タックルと打撃のどちらを仕掛けるかを悟らせないようにしながらのパンチを繰り出していく。ここでのやり取りは水垣も決して負けてはいなかった。相手の逃げ際に素早く飛び込んでのフックを狙い、またクルーズが蹴りに来た瞬間を狙ってカウンターを放っていく。パンチの技術だけならばさほど負けていたようには思わない。

LAS VEGAS, NV - SEPTEMBER 27:  (L-R) Dominick Cruz punches Takeya Mizugaki in their bantamweight fight during the UFC 178 event inside the MGM Grand Garden Arena on September 27, 2014 in Las Vegas, Nevada.  (Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)

だがこの直後だった。打撃戦を続けるような素振りをしていた支配者は、スナイパーがパンチのことばかりに意識が集中した瞬間を見逃さなかった。追ってきたスナイパーに遠目から囮の右フックを放つと、それを防ごうと足を止めたスナイパーの腰に目がけて、パンチの勢いのままに飛び込んで来たのだ。レベルチェンジのあまりの速さに、スコープをのぞき込んでいたスナイパーは支配者を一瞬で見失った。支配者が足を掴んで上体を起こした瞬間、すでにスナイパーの位置は2mほど後方に運ばれていた。

LAS VEGAS, NV - SEPTEMBER 27:  (L-R) Dominick Cruz takes down Takeya Mizugaki in their bantamweight fight during the UFC 178 event inside the MGM Grand Garden Arena on September 27, 2014 in Las Vegas, Nevada.  (Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)

そして足を掬う動作と共にスナイパーの体は横転し、バガン!という轟音を立てながらマットの上に激しく叩き付けられる。

LAS VEGAS, NV - SEPTEMBER 27:  (Top) Dominick Cruz takes down Takeya Mizugaki in their bantamweight fight during the UFC 178 event inside the MGM Grand Garden Arena on September 27, 2014 in Las Vegas, Nevada.  (Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)

バックに回り込んだ支配者を引きはがそうと立ち上がって金網まで逃げたスナイパーは、冷静に切り替わった局面に対処する準備をする。だが支配者の真に優秀なのはここからだった。支配のためには、その準備の時間を与えなければいいことを彼は知っていたのだ。

水垣がスナイパーライフルをしまって白兵戦に備えようとナイフを抜く前に、ライフルを抱えて身動きができない水垣に支配者は集中砲火を浴びせかけた。中途半端な中腰の体勢で横を向いていた水垣は、金網と支配者の力強い肉体に挟まれて腕を使っての防御行動すら取れない。そこに思い切り腕を引き、フルスイングでドミネイターが横っ面をガツンガツンと殴りつけたのだ。殴るたびに回転速度があがり、その威力は加速度的に増していく。10発ほど浴びた所で、水垣の表情がぼんやりとしはじめた。それでも水垣は諦めずに体をよじり、何とか窮地を脱しようと足掻いていく。

だがそれに気づいた支配者は既に次の手を打っていた。立ち上がろうとしている水垣よりも先に立ち上がると、朦朧としている水垣を待ち伏せし、ちょうど胸の高さに頭が来たところで渾身の左フックを打ち抜いたのだ。

LAS VEGAS, NV - SEPTEMBER 27:  (L-R) Dominick Cruz punches Takeya Mizugaki in their bantamweight fight during the UFC 178 event inside the MGM Grand Garden Arena on September 27, 2014 in Las Vegas, Nevada.  (Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)

吹き飛ばされて水垣が今度は反対側に倒れ込む。それでも再び立ち上がる水垣に、支配者は今度は全身を浴びせるようなアッパーで彼の顎を跳ね上げた。力なく倒れたスナイパーの腕を巻き込んで、まったく無防備となった顔面に支配者は右拳でパンチを浴びせ続ける。4、5発当たったところですでに水垣の体から力が抜け、パンチが当たるままに首がガクンガクンと揺さぶられる。これ以上はもう危ない、そう感じてからさらに4、5発パンチが叩き込まれたところで、ようやくレフェリーが支配者の猛攻を遮ってくれた。

LAS VEGAS, NV - SEPTEMBER 27:  (L-R) Dominick Cruz punches Takeya Mizugaki in their bantamweight fight during the UFC 178 event inside the MGM Grand Garden Arena on September 27, 2014 in Las Vegas, Nevada.  (Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)

完敗だった。リズムを作る隙すら与えず、水垣のエンジンがかかる前に全てを終わらせる、もっとも効率的な戦い方だった。そこには一切の無駄が無い。ここぞというタイミングを何一つ逃さなかったからだ。まさに支配者という名にふさわしい戦い方で、これはもう諸手を挙げて称賛する他ないだろう。

鍵となったのは水垣がスタンドのみに意識が行きかけた瞬間を捉えた局面の切り替え、そして相手の意識と体勢が整う前に仕掛けたパウンドのタイミングの良さだろうと思う。特に後者の方が優れており、水垣はとりあえず一息ついてからグラウンドに対処しようと考えていたのではないか、と私は思っている。そこにはまだ序盤で、十分に時間があると言う油断がなかっただろうか?もっと死に物狂いでスクランブルをしていれば、この窮地は避けられた可能性はなかっただろうか。

日本人選手はスクランブルに弱い、という指摘を先日UFCジャパンを見ての感想でいただいたが、それはかなり的を射ていると思う。その原因が練習環境なのかフィジカルなのか、それともその両面なのかはわからない。自分としてはフィジカルに起因するものが大きいように思っている。今回の試合でも、水垣がバックを取られた時にクラッチを切ろうとしていたがクルーズはビクともしていなかった。あの組み合いではかなりはっきりとしたパワー差が感じられたように思う。スクランブルの弱さというと自分が一番思い出すのは日沖選手だ。クリンチでの強さはありながら、不利な局面からの素早い脱出が出来ずにトップを長時間とられて負けた試合が多かった。水垣もまた、かつて同じような負け方をした試合があったように思う。

LAS VEGAS, NV - SEPTEMBER 27:  (L-R) Dominick Cruz punches Takeya Mizugaki in their bantamweight fight during the UFC 178 event inside the MGM Grand Garden Arena on September 27, 2014 in Las Vegas, Nevada.  (Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)

次に水垣がタックルのタイミングを盗まれたのは、水垣の武器がボクシングに偏りすぎていたのが原因であることは否めないだろう。これはMMAだ、ボクシングではない。もしパンチのみで戦うならば、相手に局面の選択をさせないほどのTD防御が不可欠だ。水垣はボクシングのみで戦うには、そういったディフェンス面での不足があったと思う。ヘビー級でボクシングを主武器に据えるジュニオール・ドス・サントスは、もはや化け物に近い強靭すぎるフィジカルを担保に、TD防御とグラウンドからの迅速な脱出が出来るからこそあのスタイルで戦えているのだ。

水垣にタックルの選択肢は無く、蹴りもあまり使わず、クリンチも仕掛けてこない。下になった時の極めの強い柔術も無く、素早いフットワークを使ったパンチのみでは、クルーズからすればタックルを仕掛け放題といっても良い状況だ。タックルさえ決めてしまえば、実質攻撃手段を全て封じてしまえることになる。一発当たれば誰でも倒せるというパンチがあればまだマシだが、それもないのではこの結果も時間の問題だったかもしれない。

レスリングと力強いフィジカル、この二つが水垣には目下最大の課題ではないだろうか。パンチで戦うにしても、すぐに立てるかタックルを切れるかのどちらかだけでも王者クラスにならなければタイトルは望めないように思う。水垣の側にもっと積極的なTDの選択肢もあって然るべきだろう。ボクシング技術は日本人選手の中では群を抜いて優れている。恐らくパンチのみならクルーズにだって負けていなかったはずだ。だがこれはMMAだ。それだけでは勝てないのだ。むしろあれだけ優れたパンチがあるのならば、TDと連携させればさらに強力な武器となる可能性もある。

新旧支配者対決と、敗れた狙撃手の新たなる旅立ち

LAS VEGAS, NV - SEPTEMBER 27:  Dominick Cruz celebrates after his victory over Takeya Mizugaki in their bantamweight fight during the UFC 178 event inside the MGM Grand Garden Arena on September 27, 2014 in Las Vegas, Nevada.  (Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)

支配者はかつてこの階級を統べた力が本物であったことを天下に知らしめ、現支配者の実力に疑義を抱かせるには十分な仕事を成した。彼には迅速にタイトルマッチが用意されることになるだろう。ランキング5位にあの勝ち方が出来るのであれば、それは当然の結果だ。誰もが見たくてうずうずしているに違いない。

私は元々ドミニク・クルーズの戦い方の大ファンだ。スイッチを繰り返し、全方向から襲い掛かる多次元軌道の打撃術は一目見て虜になった。あの戦い方の進化型として現れたのが、現王者のTJ・ディラショーだと私は見ている。どちらのスタイルがより優れているのか、似ているようでいて二人は何が違うのか、それらが明らかになるのが今から待ち遠しくてたまらない。怪我の報を聞いた時にはもう復帰は無理かもしれないと絶望したし、スーツを着こなして爽やかにコメンテーターをやっている時には早く復帰しろよこの野郎とも思った。たとえ復帰しても以前のようには動けないかもと心配もした。だがこの試合を見る限り、それらは全て杞憂に過ぎなかったように見える。最も、これが長期戦にもつれ込んだ場合、果たして膝が持つのかはまだわからない。3R以降になった時に、彼の怪我がどれだけ回復しているのかがはっきりとわかるだろう。

LAS VEGAS, NV - SEPTEMBER 27:  Dominick Cruz gets his hands wrapped before his fight against Takeya Mizugaki during the UFC 178 event inside the MGM Grand Garden Arena on September 27, 2014 in Las Vegas, Nevada. (Photo by Brandon Magnus/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)

一方で水垣にとってはあまりにも辛い結果となった。彼の2年が、5連勝がたった1分で無に帰したのだ。試合後にセコンドの胸に頭を預けて泣きじゃくるスナイパーを、一体誰が責めることができるだろうか。3年のブランク明けに、たったの1分で王者挑戦権を手に入れた男と、2年間かけて積み上げた実績を、たったの1分で失って王者挑戦権を掴み損ねた男。闘う者達に訪れる運命はあまりにも残酷だ。水垣偉弥をずっと応援してきた自分には、声援を掛ける猶予さえ与えられなかった。ショックを受ける暇さえなかったのだ。

LAS VEGAS, NV - SEPTEMBER 27:  (L-R) Dominick Cruz and Takeya Mizugaki show respect towards each other after their bantamweight fight during the UFC 178 event inside the MGM Grand Garden Arena on September 27, 2014 in Las Vegas, Nevada.  (Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)

水垣が他の選手と戦ってそう簡単に負けるとは思わない。タックルだって他の選手ならばもう少し防ぐことも出来ただろう。相手が悪いと言えばそれまでだ。だが、それでは王座を手に入れることは不可能なのだ。課題ははっきりしている。幸い水垣は年齢的にまだ猶予がある。ここからスタイルの抜本的な改革も含めて、大きな転換が必要になるのかもしれないと思う。ここでこういう形で負けたことは、今後のキャリアのためには決してマイナスではないだろう。この結果では、やはりTDの選択肢がありグラウンドも強いTJ・ディラショーには同じ攻略をされた可能性が高かったからだ。今後この階級で戦うためには、やはりTDディフェンスと、自身のTDの選択肢の有無について考えなければならないだろう。

試合後、彼はツイッターでいつもの明るいノリで結果報告と感謝の辞を述べた。怪我が無かったのは何よりだが、あれだけ頭部にダメージを受ければ次戦は少し間が空くかもしれない。練習したいことも浮かんできたようで、ファンとしては一安心といったところだ。

勝負の世界は残酷だ。努力の結果を誰も保証してはくれないし、たったの一分ですべてを失ってしまうこともある。だがだからこそ、このスポーツには金を払って見る価値があるのだと私は思う。私は水垣偉弥が疑惑の判定で敗れた後に、必死で努力して勝ち続けてきたのをずっと見てきた。試合を重ねるたびに切れ味を増していったパンチの進歩も見ている。確かに今回、努力は結果に繋がらなかったし不足があった。それでも水垣偉弥は2年前よりも遥かに強くなったと、私は自信を持って断言できる。彼は確実に前に進んでいるのだ。その姿勢に私は多くの勇気を貰って来た。失われたものもある、だが彼が得てきたもの、そして皆に与えてくれたものもしっかりと残っているのだ。

2012年2月26日、UFC日本大会で水垣偉弥がクリス・カリアソに敗れた時、殆どの人は彼がランキング上位まで来ることを予想していなかったはずだ。だが彼はあれから勝ち続け、とうとうここまで辿り着いた。

だから大丈夫だ。今もまた、ほとんどの人が王座など到底無理だと思っているだろう。だが水垣偉弥という男は黙々と努力をして、そういった世間の思惑を打破し続けてきた男なのだ。彼の優しげな風貌に騙されてはいけない。こういうタイプが世の中では一番タフと相場が決まっているのだ。

泣き虫スナイパーは悲しみの涙に頬を濡らした。だがまた前を向いて歩きだそうとしている。いつか彼が金色に輝く王者の証を腰に巻いて、その頬を嬉し涙で濡らす日が来ることを私は心から待ち望んでいる。その日まで私は彼を応援し続けよう。

LAS VEGAS, NV - SEPTEMBER 27:  Takeya Mizugaki reacts after his TKO loss from Dominick Cruz in their bantamweight fight during the UFC 178 event inside the MGM Grand Garden Arena on September 27, 2014 in Las Vegas, Nevada.  (Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)

彼がタイトルマッチに辿り着いた時、私は迷わず彼に1000ドルをベットする覚悟は出来ている!

25 件のコメント:

  1. ミンテア2014/10/02 22:38

    ドミニクの復活がこんなに嬉しくないとは思いませんでした
    私も泣きそうなほど悔しかったのでガッキーの気持ちを考えるとやり切れないですね・・・

    ドミニクが三年のブランク明けでまだ29才なことにも驚愕しましたが、怪我前より強くなってますよね、ドン引きしました。

    昔から彼のTDはパワーに頼らない技術的なものでしたが今回のはタイミングとスピードが神がかってましたね。
    ガッキーは体を入れ替える前の時点でガードが上がっていなかったので、ケージに詰められてからの3か4発目のパンチで軽く意識飛ばされてたのでしょう。
    以前はあんなに一撃が重い選手じゃなかったと思いますが、脚が動かせない間に上半身を鍛えて来たのでしょうか?

    ガッキーのフィジカルはUFCレベルでも結構優れていると思っていたのですが、ユライアを相手にスクランブルで普通にやりあってたドミニクとやるにはまだまだなのですかね・・・
    私見ではガッキーには下からの柔術が一番必要かと。
    TDを狙われやすいストライカーには防御面でも攻撃面でも必須武器だと思います。

    私は外野の分際でドミニクの強さに今ちょっと絶望してますが、UFCで殴り勝てる日本人なんて彼しかいません。外野の私たちはこの負けで一皮剥けた彼がUFC王者になってくれると信じるしかないです!!!

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    1. まったくです。本当なら小躍りして喜ぶクルーズ復活の相手がガッキーというのは最高ですが最悪ですw

      自分も29歳にびっくりしました。フェイバーとやり合ってた時にはまだルーキーだったんですね。あのころからすごいベテランの風格がありましたよね。自分も30は越えてると思ったので驚きましたw

      クルーズは体幹が異常に強くなってた気がします。体型もなんかすごい独特な感じでしたね。タックルはもうタイミングが巧すぎて対応無理ですwジョンソンがコロコロ転がされたのもやむなしですね。

      ガッキーは最近フィジカルかなり強くなってたんですけどね。実際かなり大きくなったと思いますが、まだ不足してるのかもしれません。ケツアゴ兄貴と互角に組み合えてようやく一人前なのかもと思ってます。前からTD防御はあまり良くない印象があったので、これを機に全力で鍛え上げる必要があるのかもしれません。大学でレスリングを学んだりと研鑽は積んでいたんですけどね・・・。


      大丈夫です。ガッキーはいつの間にか強くなる名人ですから、今回のランキングみたいに気が付いたら2年後には1位くらいにいるはずですw

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  2. クルーズ VS. ディラショー クルーズ VS. バラオン 早く観たいです。
    水垣選手が強くなってオクタゴンに戻ってくることを楽しみにしてます。

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    1. バラオン絡みは見たいですね!クルーズvsバラオンもワクワクします。愛しのガッキーはきっとすぐに戻ってきますよ!

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  3.  自分も試合終了直後は呆然としていました。しかし絶望感はありませんでした。なぜならクルーズの仕上がりのよさ以上に対水垣戦法が完璧だったからです。
     水垣選手は絶対に正座をしてでも背中をつけないテイクダウンディフェンスでキャラウェイやペレスといった強豪を苦しめて来ました。しかしこのカレッジレスリング的な考えにはバックを許しチョークや強打を被弾するリスクが存在します。完全な結果論ですが、もし水垣選手が柔術的な考えでまずはガードに戻しじっくりと立ち上がる機会を伺っていればポイントこそ失えどここまで強打をもらうことはなかったでしょう。
     テイクダウンされた後のリカバリーがカレッジレスリング1本槍という弱点を見事つかれた敗北だと考えます。
     現在のスタンドゲームはテイクダウン一本槍は勿論、打撃&テイクダウンディフェンススタイルにも限界が見えています。
     そしてボトムポジションにおいても従来の立ち上がり戦法の限界が見えてきたと思います。一周回って柔術的なまずはガードポジションに戻すという技術が見直される時期が来たのかと。一時期グラップラー達がマウントやバックを奪っても容易に脱出されるシーンが目立ちましたが現在は優位なポジションから削りを交えた強固なキープ&フィニッシュができるグラップラーが増えてきました。

     水垣選手はグラウンドをディフェンス&エスケープに特化させることでここまで上り詰めてきました。しかしこの先を目指すならボトムからのエルボーとスイープを学ぶ時期がきたと言うことでしょう。

     田中選手はスクランブルだけなら中位ランカーの実力があることを証明しました。先のギョンホ戦とスクランブル勝ちしたラッセルドーン戦を踏まえた結論です。

     何故田中とウルカはスクランブルに強いのか?何故堀口のグラウンド&パウンドは強烈なのか?新世代三戦士を研究すれば水垣選手のピークはまだまだ5年は先だと言うことが言えます。

     自分はタイトルマッチの時に1200ドル賭けることをここに宣言しますよ!!

     なので田中対ギョンホのレビュープリーズ!!田中選手のスタイルには日本人ファイターのスタンダードになるべき要素が沢山あります。(ノリ逃げは除く。あれは全人種に薦めるべきではないです。)

     

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    1. 完封試合は呆然としますが、逆に清々しいところもあるので悔しいとか絶望という感じは確かにないんですよねw台風が去った後みたいな感じです。

      すぐに立つ戦法は前から使っていますが、個人的にはすぐに立とうとするけどもそこまですぐには立てない、というのが問題なんだろうと思います。立ってから離れるまでのタイムラグが長いので、そこが隙になってる印象です。

      中途半端に不利な体勢で立とうと粘るなら、確かにいっそ寝てしまうというのも手かもしれません。ただ手足の長さに違いがあるので、ガードだときついパウンドを貰ってしまう可能性もありそうです。そのあたりは自分には少しわかりかねますが、選択肢としては確かにありです。判定の面で痛手なので、判定を考えると少し厳しいですね。強打を防げたとしても、その後でフィニッシュすることが前提になってくるからです。

      その二つのスタイルはもうかなり厳しいですね。前者はプレリムでしかほぼお目にかかりませんし、後者も結局TDの選択肢がないと打撃でも劣勢になるケースがほとんどですからね。特に今後者のスタイルは終わりつつある感じです。皆タックルちらつかされたところにパンチをポンポン貰って負けてる気がします。

      最近だとグラウンドまで行かないで、タックルからクリンチで拘束して削る人も多いですよね。あのスタイルはこれからもっと増えてきそうです。立ち上がりも対策が進んで来ているというのはムジナさんに言われてハッとしました。さすがの慧眼でちょっぴり悔しいですwまたこれから戦法の見直しが進むのかもしれません。

      ボトムからのエルボーは最近グラップラーで多用する人が多いですね。こないだのファーガソンとかがそれでかなりポイントを稼いで勝っていたので感心しました。今は上になっても有効打がないとあんまりポイントつかないですし、逆に下からの打撃も結構採点してくれるんですよね。良い傾向です。下からの肘でも流血狙えますし、相手の消耗を狙えるからいい武器です。

      田中はスクランブル凄かったですね、なんかでっかい蛇みたいでしたw筋肉の塊って感じで、日本人であのフィジカルは驚異的です。どんだけ努力したんだろうって思います。まだ若いですし絶対これからガンガン伸びますよ田中選手。

      今の若手は皆フィジカル強いですよね。最初から適正階級にいるのも大きい気がします。昔は日本とアメリカで体重区分も違ってたし、そのあたりの重要性も全然認識されていなかった気がしますので、そういうのも影響してそうです。

      お、ムジナさんも賭けちゃいますか?これは二人で大儲け間違いなしですよw

      田中ギョンホはもうちょいお待ちください。一言でいえば「あれ勝てたよね」っていうのが感想です。





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  4. 気持ちは分かりますが、この試合は3ラウンド契約ですよ!w

    この3年間あまりに深刻なクルーズ分の接種不足にヒーヒー言っていた身としては、不安も不満も吹き飛ばす最高のパフォーマンスを見せてくれた王の帰還に只々興奮しています。
    ディラショーとの頂上決戦ではどんなMMAの進化を魅せてくれるのか。それを考えさせてくれることそのものが何より嬉しいです。
    元気な姿が観れて良かった。

    水垣はこの試合を受け、王と対面する場所に立ったこと。それ自体が偉大だったと思っています。あの場所に辿り着くことは限られた人にしか成し得ないですから。
    バルクアップした肉体と相打ち上等の踏み込みからは、王を超えようとする覚悟が伝わりました。
    まずはしっかり身体を休めてほしいですね。

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    1. paky21さんの指摘で朝慌ててなおしました。ほんといつもありがとうございますw今度から公開前にpaky21さんに草稿渡して編集してもらいたいくらいです。なんと先程、ガッキーご本人様がこの駄文を読んでくださったらしいので、それまでに修正できてほっとしていますw危機一髪でした。

      クルーズ分は枯渇しすぎてちょっと危なかったですね。ファイトパスで過去試合を見てなんとか発作を凌ぎましたが、あと少し遅れていたら感想で罵詈雑言を書いてまたpaky21さんに怒られるところでした。悔しいほどに完全復活で嬉しい限りです。

      そう!こないだのUFCジャパンを見てもらえばわかる通り、実はあのレベルの選手と対戦が組まれること自体がもう価値のあることなんですよね。そのことはもっとWOWOWでも指摘してほしいです。クルーズの再戦相手に選ばれて挑戦権争いをするというのが、どれほど偉大なのかを褒めちぎってほしかったです。

      ガッキーいい体でしたよね。クルーズとも見劣りしませんでしたが、まだまだドミネイターには及ばなかったようです。ダメージが残っていないことを願うばかりです。

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    2. 再戦じゃなくて復帰戦でしたw脇が甘い文章でカブトムシが寄ってきそうです。

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    3. 水垣はこれまで3度も王の前に立ち、敗れたものの必ず課題点を克服して這い上がってきました。
      その素直な向上心こそがUFCで戦う日本人選手として一際輝いて見える理由だと思います。
      エディさんの批評に対する真摯な姿勢が何よりの証拠です。向上心が凄まじいからこそ、批評に真っ直ぐに向き合えるのでしょう。
      何も心配いりません。必ず水垣は四度目の王越えの舞台に立ちます!

      誤字脱字は必ず起きることですからね。
      編集は大好きですけど(笑)自分は気まぐれな猫みたいな性格なので、エディさんの文章の嵐にはすぐ呑まれてギブしちゃうでしょう。せっかくの申し出ですが、辞退させていただきますw
      でもいつも読んでますから。ピンチを感じたらいつでも突っつきに来ます(笑)

      そういえばもうすぐ2周年ですね。少し早いですがおめでとうございます!d(◠◡╹*)

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    4. ガッキーは人間性PFPです。本当に強い人間は、どんな批判にも揺らがないのです。ちなみに私はすぐにぐらぐら揺れて倒壊します。

      2周年・・・もうそんなになるんですよね、ビックリ!

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  5. ドミニクのあのタックルは災害ですね
    地割れや雪崩に対応できないのと一緒です。笑

    、、と投げやりな冗談しかでない程強く見えました。

    機動力&全方位的な攻撃って、まるで歩兵と戦闘機が戦っているようですね(^^;;

    あれだけ鮮やかに相手の注意外から攻撃できるとは、、、支配者ってこういう意味っすかと唖然です

    ディラショー似てますね
    ボックス、フットワーク、ウィービングワークはディラショーが綺麗ですが、ドミニクはそのオリジナルでムーブの目的を一緒としていますし、パワーとタックルとメンタルゲームはドミニクが勝っていると感じます

    これが3年前の選手で20代なんて信じられません。

    ディラショーとはSNSでコンタクトしたみたいです、自分のスタイルを参考にしていると指摘したようです

    超長文になりそうなのでここいらで自重しますが、今年1番の高揚感でした。

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    1. あのタイミングのタックルって他の選手でも防げるんですかね?私もあれはもう天災と同じ扱いでいいと思いますw

      フェイントがべらぼうに巧かったですよね。吸い込まれるように腰に組み付いてました。昔はもっともっさりタックルだったようなイメージもあったんですが・・・。

      ディラショーはフットワークはたぶんクルーズを超えていると思います。クルーズのは純粋なウィービングとは違う何かな感じですwパワーはまずクルーズのほうが上ですね。問題は互いのTDディフェンスとレスリング技術です。ディラショーがTDを防げるのであれば、打撃戦ではディラショーが勝つと思ってます。

      やはりクルーズもそのことは認識してるんですね。クルーズがディラショーをどう分析しているのか、すごい気になるところです。

      自重しないでもいいんですよw自分のブログだと思ってもう好きなだけ書いちゃってください。私はいつもムジナさんやnaoさんの感想を今か今かと待ちわびて、更新後はずっとチラチラ見ているのですから。

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  6. ブランクや年齢は必ずしも大きなマイナスにはならないのではと最近思うようになりました。
    ブランクによる劣化よりも、試合を重ねることによる怪我やダメージの蓄積による劣化のほうが大きいことも多いと思うからです。
    同じような理由で、年齢による劣化よりもダメージの蓄積による劣化のほうが大きく、年齢自体は以前に思われていたほど大きな問題ではなく、少なくともそれだけであれば十分になにかで埋め合わせられるのではとも思います。
    極端な言い方であることを承知の上で書きますが、ある程度の段階からは皮肉なことに戦えば戦う程弱くなるというのが、多少の真実を孕んでいる気がします。

    怪我という要素はもちろんありますが、若いうちに十分に経験を積んでおいて一旦お休みして30歳くらいから再開というのは、決して悪くないのでは?と感じており、クルーズが調子がよくなって?戻ってきたことに関しては驚きませんでした。

    とはいえはやり怪我の状態はわからないので、次戦の様子が気になるところですね。

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    1. それは素晴らしい指摘ですね!読んでて感心してしまいました。そう、確かにMMAでは試合をすることのダメージこそが重要で、案外ブランクはさほどのマイナス要因ではないかもしれません。

      年齢はシェイプに大きく影響しそうですので、ダメージに次ぐ劣化要因ではあると思います。でも今は栄養学が発達して高齢でも肉体を維持できるようになっていますし、ボクシングでもホプキンスなんかがいますから、昔ほどに年齢の影響がないのはたしかです。そう考えると、ご指摘のとおりに試合での怪我や蓄積ダメージが一番の問題なのかもしれません。

      五味選手の感想記事で、五味さんが脇腹を痛めてから練習に支障が出て絞れなくなったという情報を頂きましたが、まさにそういうことなのかもしれませんね。

      もちろん、長期戦になると絶対に影響は大なり小なりあると思うので、まだ断定は避けた方がいいとは思います。やはり次の試合次第ですね。

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  7. お疲れさまです(*^^*)

    さすがの分析に、いつもながら舌を巻いております。

    クルーズ戦前に、大学へピュア・レスリングを習いに通っていたようですが、真に身に付けるには期間が短すぎたんでしょうかね・・。

    見方によっては、クルーズ復帰からのTJとの新旧チャンピオン対決に向けての人柱・踏み台になってしまった感が歯がゆいですが。。

    そういえば、水垣選手が、自身のTwitter、Facebookで今回の記事を紹介されていましたよ(*^-^*)

    すごく感動されているのが、文面からも伝わってくる感じでした。

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    1. 私も大学に頻繁に練習に行っているのは知っていて、フィジカルも強くなっていたしかなり期待をしていたのですが・・・現実は中々に厳しいです。

      人柱になった感は否めません。でもそれを避けないで受けるガッキーが好きなのです。相手を選ぶのも時には必要ですが、この試合は受けてよかったと思ってます。

      先程ガッキーが読んだのを知って、手の震えが止まりませんでしたwまさかガッキーが読んでくれるとは思ってなかったので、菊野選手に辛辣なコラムを読まれた時以来の恐怖ですw

      でも喜んでもらえたようで何よりでした。少しでもガッキーの励みになれば最高にうれしいですね。自分の強い愛が文字を通して伝わったようですw

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  8. ダナハー2014/10/03 23:44

    私はドミニク・クルーズが全MMAファイターの中で一番好きなので、今回の復活は素直に嬉しいです。MMAに革命を起こしたと言われるシャッフルを交えたステップ、ユライアにも競り負けないレスリング、マイティマウスも完パスしてコントロールしてしまう柔術…トータルな完成度の高さでは随一だと思ってます。ディラショーとの対決が今から楽しみです。
    そして敗れたけど、水垣選手。数年かけて積み上げた物が一瞬で失われるという残酷な結果になりましたが、その残酷さこそ格闘技が持つ魅力でもあると思うし、UFCという残酷なまでに現在の自分がさらけ出される場に挑むファイターだからこそ、我々ファンも尊敬出来るのだと思うのです。ドミニクという世界の頂点に挑めるまで己を研鑽した水垣選手は敗れてもなお偉大だと思います。一ファンのブログで、技術面などで少し厳しい事を書かれても腹を立てる所か、その本質にある愛情を読み取って感謝の意を示せる人間性も素晴らしいです。これからも彼の挑戦を応援し続けたいと思います。

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    1. クルーズは年齢的にはこれからピークですから、まだ強くなるかと思うとワクワクしますね!ディラショーとの対戦は最高のカードです。どっちも好きなのでどちらが勝っても嬉しいし残念という変なカードですw

      何かを失うリスクが無い戦いなんて、戦いの本質を欠いていると思うんですよね。選手の側に挑戦する勇気とか姿勢というものが感じられないのでは、応援する気にならないからです。消化試合を楽しめる人はそんなにいないと思います。だからこそ、恐怖を乗り越えて一歩土壇場に踏み出せる選手というものを私は応援しますし、そういう人には一円でも多く稼いでほしいのです。

      実は選手ご本人に読まれたくないのはそれなんですよねwどこの馬の骨ともわからん奴にと言われればそれまでだからです。もっとも、私の意見はそのために冒頭に釘を刺してありますし、別に誰が書こうと意見が違うと言うのなら、それは違うと思ってもらうだけでいいと思ってます。

      それでも否定的に書かれるとカチンとくる人が多い中で、それを気にせずに自分のことを見ててくれたと喜んでくれるんですから、その人間性はPFPです。そりゃガッキーは強くなりますよ、正直で誠実な人間の努力は実を結ぶんです。

      一緒に彼が王座を取るまでガッキーを応援しましょうw

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    2. ダナハー2014/10/06 18:35

      とりあえず御本人が喜んでくれたのなら、エディさんが水垣選手のストレートやパウンドの餌食になる事は無さそうですね。いや、でも本当に器の大きい人だと思いますよ。イエスマン的なファン以外受け入れないなんて選手も中には居ますから。

      今回の水垣選手のように残酷な結果になる事もありますが、やはり本当に実力のある選手は世界を目指して欲しいし、現状、MMAで世界と言えるのはベラトールでも、ましてやアジア系の団体でもなく、UFCだと思うんですよね。

      今回、他団体のエース格であり幻想のあったエディ・アルバレスもドナルド・セラーニに敗れましたが、結果はどうあれUFCに出てきた事をまずは評価したいです。彼はベラトールでも随一の高給取りであり、金銭面だけで言えばUFCに移籍する事はハイリスクハイリターンであったと思われます。しかし彼はこうしてUFCに闘いの場を移し、敗れて評価を落とした訳ですが、幻想を取り払ったそのリアルな姿は、ベラトールでの王者時代よりも魅力的に映ります。勿論、一番重要なのは勝敗なんですが、今のファンは誰と闘ったか・誰に勝ったかを重要視しています。そういう意味では、水垣選手やアルバレス選手、それに先日のUFCジャパンで散った五味選手。彼らの敗北は真に世界の頂点を目指した上での挫折であり、ローカル団体で何連勝するよりも尊く、美しい敗北であったと思います。そういう美しい挫折だからこそ、ファンも再起を応援したくなるんではないでしょうか。

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    3. 現時点で三日月蹴りに狙われている可能性があるので、その上スナイパーのストレートに狙われたら死んでしまいます。

      アルバレスは頑張りましたし、いい試合でしたよね。久しぶりに手に汗握りました。やっぱり幻想で終わらせず、ああやって実際に肌を合わせないと結果はわからないものです。ファンとしては実現して嬉しい限りでした。ここからアルバレスが階級変更も含めてどうなっていくのかが楽しみです。

      勝負に意味が無いっていうのは応援のしがいがないんですよね。それじゃあ熱くなれません。アルバレスみたいにリスク背負って乗り込んで来る勇気そのものがもう価値あることだと思います。

      ダナハーさんが誰の事を言っているのか見当もつきませんが、本当にイエスマン以外のファンを拒むような器の小さい選手がいるんですか?よくないですねー、そういう選手は人気出ないですよ。

      ボクシングなんかは今だに雑魚狩り無敗王者がいっぱいいますが、ああいうのってもうトリックばれてるからやめた方がいいと思うんですよね。相手を選ぶファイターは尊敬を集められません。時には必要だとも思うのですが、それも王座を狙う場合に限ると思います。UFCはその権利を選手から取り上げてるところが、問題もありますが中々に巧いところですよね。

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  9. 冒険野郎マクガイバー2014/10/04 5:38

    クルーズのタックルを見た瞬間、
    スゲェ!!と声を出しちゃいました。
    私は特に水垣に思い入れは無いんでクルーズ復活はうれしいです。
    膝が長期戦に耐えれるならディラショーにも勝てるかなと思ってます。
    ただ、ディラショーユライヤの悲しい顔は見たくないですね。

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    1. あれは声でちゃいますよねw自分もあまりの美しさにオウフッって変な声出てました。やられたというよりはパネェ!って気持ちが先に来てたくらいです。

      同じ日本人だからと全員を応援しないっていうのは、日本のファンの良いところの一つだと私は思ってます。でもこの記事でガッキーのことを知ってくれたら嬉しいですw

      その二人はなんか泣き顔が似合わないですよね。ディラショーのいつも困ったような顔が悲しむところとか胸が痛くなりそうです。兄貴は泣いてもイケメンだと思いますw

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  10. 何度か匿名でコメントを書いていましたが、今回からHNを付けようと思います。少し違和感がありますが、はじめまして、エディさん。

    クルーズはペティスと並んで好きな選手なので(というより、WEC出身の選手はほとんど好きですが)、今回の勝利はとても嬉しかったです。ただ、水垣選手も好きなので手放しで喜ぶことはできませんでしたが。

    しかし、それ以上に驚きの方が大きかったです。戦績は判定決着が多く、大怪我からの復帰とあって、「勝つとは思うけど多分判定だろう」とか、「王座に返り咲くのは厳しいだろうな」という考えがありましたが、試合を見て全部すっ飛んでしまいました。

    エディさんがおっしゃられるように、離脱する前より動きに切れがあるとは自分も思いました。テイクダウンをしたときは思わず声をあげ、パウンドも『ポイントを稼ぐ』ものから『叩き潰す』ものへと変わっていた感じがします。
    療養中クルーズは「GSPのようになって戻ってくる」と言っていましたが、「それ以上になってるんじゃないの?」と思いました。
    こうなったら、是非とも王座に返り咲いてほしいと思います。選手同士の繋がりが強いアルファメールの面々が悲しむ顔はあまり見たくないですが、それでもクルーズに王座を取ってほしいという気持ちが強いです。

    思えばクルーズは、半ばかませのような感じでフェイバーと対戦してあっさり負けてから、ここまで強くなったんだなと考えると何か感慨深いものがありますね。

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    1. コメントありがとうございます!

      WEC勢はほんといい選手の宝庫でしたね。ああいうマイナー団体が今ももっと出てきてほしいです。

      やっぱりクルーズはただ治療していたのではなく、その期間を利用して理想のファイトスタイルをじっくり練り上げてきたように思います。そこに3年間戦えなかった鬱憤がたまっていたことで、水垣戦でその二つが完璧にスイングしてしまったのかなという感じです。

      すでにクルーズは「俺 vs チームアルファメール」と断言してますし、恐ろしい抗争になりそうですw今後バンタムはノヴァ、アルファメール、クルーズの三つどもえになるんでしょうか。クルーズだけ単騎ですが、今の支配者ならば一人で全部粉砕しかねませんねwそれやったら最高にカッコいいです。

      あの時の敗北もかなり若い時でしたからね。今やったらクルーズがフィニッシュまで持っていける気がします。しかも今度の王座戦はそのフェイバーの仲間ですから、ストーリーとしては完璧です。どっちを応援するか本当に迷ってしまいますが、自分はここはクルーズで行こうかと思います。ディラショーも相当好きなんですけどねw

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