デイナ・ホワイトとアンデウソン・シウバの減量論争への意見:「死んでまでやる価値のある試合などない」
MMA Weeklyより
試合の直前に体重を落とす戦略はほぼすべてのコンバット・スポーツ、ボクシングからレスリング、ミックスド・マーシャル・アーツまでよく使われているものだ。また減量過程に付き物の危険のために、コンバット・スポーツにおいて最も議論されてきた事柄でもある、危険性はブラジル人ミックスド・マーシャル・アーティスト、レンドロ・「フェイジャオ」・ソウザが先日死亡した後にスポットライトを浴びている。
報道によれば、ソウザはShoot43での試合直前、減量最後の一時間に発作で死んだのだという。発作の原因が減量のせいなのかについてははっきりとしたレポートがない、しかしタイミングを考えれば、それは関係している可能性がある。
減量が原因だろうとそうでなかろうと、その問題は今一度論争の中心に持ち込まれたのだ。
大概のアスリートが行うスタンダードな減量のアプローチは、キャンプを通して彼らの食事を監視し、計量前の最終日かその前の日の内に、彼らの契約試合体重の範囲内にいるようにすることで、正確な計量をするのに向いている落とし方だ。
「私は適切な栄養を摂っている。私は体重を作るのに十分な時間がある。」と元UFCミドル級王者アンデウソン・シウバは言った、月曜、ブラジルでのUFCワールド・ツアー中のことだ。「私が試合を目前にした時、私は常に4キロか5キロ(9から11ポンド)多い状態でそこにいる、多い場合にはね、そして私は体重をとても簡単に減らすことができる。私は体重を落とすために土壇場で待ちはしないんだ。」
減量でより危険な場合とは、どんな理由であれファイターがショート・ノーティス(準備期間の短い急な契約)の試合をしたり、試合ギリギリまで粘って彼らの体重に対してより高い割合の量を削った場合であることは皆が認めるところだ。
計量前一日か二日の内に、シウバは自分の体重のおよそ4から5パーセントほどを落とすべきところにいる、そして一時的に水分量を減らすことで達成し、それから計量後に水分を再補給するのは難しいことではない。
「私が思うにアスリートにとって最大の問題は、急遽試合を受けて土壇場で体重が落ちるの待つことだ。」と彼は付け加えた。「誰もそんなことはできやしない。一日かそこらで体重を戻すことができる方法なんてないんだ。」
選手が試合の時間までに体重を戻すことができない時、それは一般的には、彼らは完全に水分補給することができないということを意味するのであり、厳しい結果になりうるものだ。もし選手がケージに入る段になってもまだ水分補給されているとしたら、彼は何かしらの症状に苦しんでいるのかもしれない、一つはエネルギー不足から彼の皮膚からハリが失われ、さらに厳しい結果に簡単に陥ってしまう、たとえば心拍数の上昇で意識が朦朧として、ノックアウトされやすくなってしまうことがある。
UFC社長デイナ・ホワイトはその問題についてシウバのコメントと一致し、アスリートの命をそのような度を超えたリスクに晒すほどの価値がある試合など一つもないと付け加えた。
「皆がそういう危険な状況を見るのは、奴らが急遽試合を引き受けて山ほどの体重を落とさねばならない時だ。それは絶対にいいことじゃない。」と彼は言った、それもまたUFCワールド・ツアーの記者会見でのことだった。
「UFCでは、こういう奴らにはたっぷりと時間がある。彼らはいつ戦わねばならないかを知っている。彼らは持っている時間を把握している。彼らは食事制限と適切な栄養管理をして正しいやり方に取り組むんだ。彼らは(計量に)近づくにつれ、数ポンドずつ落とすんだ。それは健康的で、減量の普通のやり方だ。」
「私は減量過程がすべて完璧に行くだろうとは思わない、だが私は今日午前にある紳士と共に行ったインタビューで言ったんだ、君がどんなレベルで戦おうと関係ない、死んでまでやる価値のある試合などないんだ。」
「もし君が体重を作ることができないのなら、試合をするな。」
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というわけで、デイナとアンデウソン・シウバによる、先日の事件についてのコメントでした。
先日の事件とは何かといえば、記事中にもある通り一人のファイターが減量中に死亡したことです。ブラジルのMMA大会に出場する予定だった選手が試合直前の減量中、卒中で倒れてそのまま亡くなられました。彼は試合まであと一週間という段階で契約体重まで33ポンド(15キロ近く)落とす必要があり、あと24時間という段階でまだ11ポンド(5キロほど)を落とす必要があり、規定体重まであと2ポンドというところで、サウナの中でそのまま意識を失ってこの世を去ってしまいました。
こうしてみれば、いかに無茶な減量だったかがわかります。その後続報が出ておらず、結局彼の発作を引き起こした原因についてはまだ詳細がわかっていません。
ここで思い出されるのが、先日グレイソン・チバウ選手の脅威のリバウンドについて取り上げた記事の中で、彼のトレーナーが「サウナは危険で、健康に悪影響だ。」とはっきりと指摘していたことです。水抜きのみでの減量は死亡の可能性が跳ね上がることは、アメリカのスポーツ医学研究機関からも指摘されていました。
では正しい減量方法とは何でしょうか?記事中では、デイナと記者ともに挙げているのが「栄養管理」による減量方法です。食事制限により計量前1日くらいに、規定体重まで持っていく方法です。シウバが行っているのは栄養管理と水抜きです。具体的な水抜き方法はわかりませんが、やはり発汗でしょうか。彼は栄養管理を行いながら計量前には4キロほど多い状態に持っていき、そこから水抜きをして減量し、計量後に水分を戻すやり方を行っているようで、それはさほど難しくはないようです。
さて、減量で最もポピュラーな方法の一つが水抜き減量です。減量というとサウナスーツ着て走ったり、サウナに入ったりというのを思い浮かべる人も多いと思います。グレイソン・チバウもアンデウソン・シウバも水抜きにによる減量です。記事中では、減量が失敗したケースというのはまず水分補給ができなかった場合の脱水としています。しかし水抜きで落とせる体重の限界というのはどの程度なのでしょうか?ここで脱水症について調べてみました。参考はこちらです。
脱水症の臨床的相関(体重に対する水分量はすべて青少年の場合)
軽度
水分欠乏量 体重の3%
症状 頬粘膜のわずかな乾燥,喉の渇きの高まり,尿排出量のわずかな減少
中等度
水分欠乏量 体重の5-6%
頬粘膜の乾燥,頻脈,尿が少量か全く出ない,嗜眠,眼および泉門の陥没,皮膚ツルゴールの低下
重度
水分欠乏量 体重の5-9%
中等度と同様の徴候に加えて,速くて弱い脈;涙液欠乏,チアノーゼ;呼吸促迫;毛細血管再充満の遅延;低血圧;斑状の皮膚;昏睡
また、脱水には三種類あります。参考はこちら。
①高張性脱水(体液の浸透圧が高くなるタイプ)
通常の脱水症状。のどが渇くのはこの脱水。水分が多く失われ、体液が濃い状態になっている。
②等張性脱水(体液の浸透圧が正常なタイプ)
下痢や嘔吐などにより、体液を一気に喪失するとなる症状。浸透圧のバランスは崩れていない。
③低張性脱水(体液の浸透圧が低くなるタイプ)
電解質を多く失った場合になる症状。大量発汗などで電解質を大量に喪失した後、水分のみを補充するとなる。
①の脱水が中程度以上の場合に感じる具体的な症状として・・・
眩暈、頭痛、手足のしびれ、筋肉のけいれん、意識混濁、精神錯乱、倦怠感などがあります。最終的に昏睡を起こし、そのまま蘇生措置が行われない場合に死亡します。
治療法として・・・
脱水症は軽度であれば経口摂取で十分のようですが、中程度以上になると輸液を用いた水分補給が選択されるようです。また水分補給時はスポーツドリンク程度の電解質では足りず、もっと塩分濃度が高くブドウ糖が含まれている経口補水液が望ましいとされています。水分を速やかに体に取り込むには、電解質濃度とブドウ糖、そして重炭酸もしくはクエン酸などのバランスが非常に重要となるそうです。詳しくは経口補水液で調べてみてください。その効能はまるで魔法のようだそうで、迅速に脱水から回復するようです。知識として知っておいて絶対に損はないかと思われます。特にスポーツをされている方は知っておくべき知識です。
以上が脱水症状の概要です。アンデウソン・シウバは体重のおよそ4%ほどの水分を抜いて計量に臨み、そしてパスしたらすぐに水分を体に戻します。ですので彼も軽度とはいえ脱水症にはなっているはずです。恐らく水抜きをする選手はほとんどが、一時的には脱水症に陥っていると考えていいでしょう。
その症状を見抜く目安として、皮膚ツルゴールの低下などを調べることがあります。これは記事中にもある皮膚のハリのことです。脱水が進行すると、肌からハリや弾力が失われ、つまんでも元に戻るのが遅くなったりするそうです。脱水を起こしても気づきにくい老人介護施設などでは、色々な検査の中にこの皮膚ツルゴールを診るというのがあるそうで、老人の肌をつまんで引っ張ったりするそうです。虐待と誤解されそうで怖いですね。しかしこれは目安としてかなり参考になるようです。MMA選手の場合、計量時に明らかに皮膚のハリがないように見えたら、それは脱水を起こしている可能性があるのかもしれません。
ここで脱水によって落とせる体重の限界を考えてみます。自分を例に引きますと、私は体重が70キロですので、中程度以上の脱水を起こさないためには水抜きで落とせる体重が70/100*5で3.5キロまでとなります。無理をして5キロくらいまででしょうか。アンデウソン・シウバはおよそですが87/100*5で4.3キロくらいが限度ですね。これは彼が言っている数値にぴったり符合します。無理をして7キロ近くでしょうか。たしかにある程度余裕をもって水抜きをしているようです。
さて、この水抜きで15キロ落とそうと思ったらどうなるでしょうか?15キロ落とすというのは、身長183センチ70キロの自分がフライ級に出ようとする場合に必要となる減量です。水分のみでやるならば、体の20パーセントの水分を失う必要があります。身体の9パーセントの水分を喪失した場合に重篤な脱水症となりますので・・・まあやり終えるころにはあの世で地獄の鬼とショート・ノーティスで対戦することになるだろうと思います。つまり水抜き減量で落とせる体重というのはせいぜい5キロくらいまでで、それでも結構シビアと思われます。他の減量と組み合わせて、直前に数キロ落とすにはうってつけの減量です。試合後すぐに体重も戻せるからです。
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※追記 大会主催者が、亡くなったソウザ選手が減量の際に利尿剤やステロイド剤を用いたという証言があり、死因は恐らくそちらで減量ではないだろうとの発表をしていました。詳しくはコメント欄をご覧ください。
自分はチバウのサウナ否定の記事もあったために、過度の脱水が死因だろうと思って記事を書いたので脱水症について調べてしまいましたが、脱水症が直接の原因ではない可能性がありますので、記事中にある減量失敗の際の症状例として、参考に読んでください。
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彼は人間の限界を超えてあと1キロというところまで辿り着き、そしてこの世を去ってしまいました。彼のMMAへの熱意、勝利への思いは疑いようがありません。彼がどれほどMMAに人生を賭けていたのかを考えると胸がつぶれる思いです。しかし彼はその情熱があだとなって、ケージに入ることすら出来ませんでした。脱水症状はものすごく辛いそうです。彼が耐え続けた苦しみは一体何だったのかと考えると、もはや私には言うべき言葉すら思い浮かびません。
デイナは言いました。「命を捨ててまでやる価値のある試合などないんだ」と。これをUFCというMMA最高峰の舞台を手掛ける人間が言うことには非常に意味があります。現在でも、MMAでは少しでも勝率を上げるために大勢の人がかなり厳しい減量をし、激しい苦しみに耐えながら戦っています。UFCが巨大になり、王者になって得られる栄誉と富が莫大になればなるほどに、ますます競争は激化し、皆は無茶をするようになっていくでしょう。しかしその先に待っているものは、必ずしも栄光ではないかもしれないのです。どこかでこの動きには歯止めをかける必要があるのかもしれません。グレイソン・チバウのように、試合当日に階級が二つ上の体重で出てくるのは、彼と対戦する相手だけでなく彼自身も相当に危険なのです。
もちろん今回はソウザ選手が無茶をしすぎたのが原因だと思われます。他にも要因があったのかもしれません。ただUFCが率先し、減量の際にやってはいけない行為など、正しい知識の普及に努めたほうがいいかもしれません。
そして減量で最も危険なのは、ショート・ノーティスでの減量です。シウバはそれが一番の問題だとし、そしてデイナは「体重を落とせないと思ったら試合をするな」と警告しています。命あっての物種です。死んでしまってはケージに上がることはできないのです。選手はたとえ一時の恥であろうと絶対に無茶をせず、危険だと思ったら手を引く勇気を持って欲しいと思います。そしてファンは減量に失敗した選手をあまり過剰に責めてはいけません。もちろん契約違反ですし、場合によっては大会が消滅するかもしれません。しかし人命を犠牲にしてまでやることではないはずです。減量は私たちが思う以上に辛く、難しい作業なのだと思います。ファンが声高に非難しすぎることで、選手は舞台を降りることができなくなってしまうかもしれません。また選手の側も、体重をどうしても落とせないなら階級を変えるか、引退するのがアスリートとして正しい判断ではないかと思います。でなければ自分を含め、対戦相手や大会主催者、そしてファンにも迷惑をかける結果になってしまうからです。
最後に、減量は危険で辛いものです。デイナも無茶をするなと言います。それならばUFCはショート・ノーティスの試合を持ちかけるのをやめ、期限が短いことを理由に断る選手に寛容でなければいけないはずです。結果的にそういうことが選手を追い込んでいる一因であることを、UFCのプロモーションとマッチメーカーはよくよく考えてほしいと思います。
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ソウザの死因は脳卒中で水抜き減量と直接は関係がない利尿剤(もしくはステロイドなどの薬剤)の使用が脳卒中を引き起こした可能性があるというのをブラッディーエルボーかMMAマニアかMMAファイティングで読んだ記憶があります。なのでソウザの件と水抜き減量を結びつけるのはミスリードではないかと思います。
返信削除個人的には今回の件はショート・ノーティスのオファーが最大の原因だった気がします、ソウザの無理な減量は所謂ハイパー・リカバリーを狙ったものでなく1週間で大幅な減量を試みたことで利尿剤を使用、その副作用からの脳卒中という流れだと考えています。
>UFCのプロモーションとマッチメーカーはよくよく考えてほしいと思います。
これは本当に同意します、UFCのマッチメーカーはショート・ノーティスオファーは無理強いをしてるわけでないのだから選手が断ればいいと言いいますが、選手側にしてみればチャンスを逃すことになるため飛びついてしまう選手もいることを理解して欲しいです。
正直今回のことでUFCのマッチメーカーは肝を冷やしたんじゃないでしょうか。
アンデウソン・シウバがそれほど減量をせずにリカバリーもそれほどないと公表したのはいいことだと思います。一時期よりハイパー・リカバリー信仰は減っているようですが、それでもチウバなどリカバリー目的で急激に大幅な減量を試みている選手はまだいるようなので、そういった事をしなくてもUFCでは勝てるのだという良い見本になったと思います。
ソウザの死を無駄にしないよう今後に生かして欲しいですね。
コメントありがとうございます。
削除利尿剤の使用を書いた記事が見つかりませんでしたので、もしURLがわかりましたら是非教えてください。
一応まだ原因は不明ということを書いておきましたが、記事を書くうちにテンションが上がってちょっと断定的になりすぎてますねw記事中にもう少し原因は未確定だという注釈を入れておきます。
利尿剤については詳しく知らないのですが、やはり利尿剤は強制的な体内の水分排出を目的とすると思っています、その場合にもやはり脱水症状よりは利尿剤の副作用のほうが強く影響するのでしょうか?自分としては手段を問わず、水抜き減量の度が過ぎたものが今回の死因と推測していました。
記事をちょいと訂正しました。読み直すとミスリード気味だったので、あくまでも私個人の推測ということを明記しておきました。こういう指摘は編集が存在しない自分の記事には大変ありがたいので、また気づいた点がありましたらどんどん指摘してください。一人で書いて編集していると、知らない間に記事がとんでもない方向に行っているときがあって焦りますw
削除UFCのマッチメーカーに対しては本当そう思います。断ればいいといいながらしれっと冷遇、受けて体重超過をすれば一発リリースなどしておいて無理なら断れとか下請けイジメする大企業かよと思います。これを機にもうちょっと選手の身の安全を考えたオファーをしてほしいですね。
あと体重を戻すのも、せいぜい数キロで十分だと私も思います。グレイソン・チバウの試合内容を考えても、彼は完全に目的と手段が入れ替わってる気がしてなりませんw
失礼しました。
返信削除曖昧な書き方ではなくしっかりリンクを載せるべきでした。
報道された時系列で載せていきますね。(リンク先を読んでいただければいいのですが自分が読んだ上での要約も加えさせていただきました、間違いがあるかもしれないので参考程度で。)
http://www.mmafighting.com/2013/9/26/4775208/mma-fighter-dies-moments-before-shootos-weigh-ins-in-brazil
第一報、ソウザがブラジルSHOOTOの計量直前に死亡。死因は不明だがチームメイトが(憶測で)減量が原因だろうと話す。
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http://www.mmafighting.com/2013/9/27/4777658/leandro-feijao-souza-died-from-a-stroke
第二報、地元警察署長が地元紙に検死の結果、死因は脳卒中と判明したことを伝える。死亡原因が減量と関係していたのか断定するにはさらなる調査が必要。ソウザのような年齢の若者が脳卒中を患うのはあまりないことで過去の病歴、持病を含めて調査続行中。
↓
http://www.mmafighting.com/2013/9/28/4780878/leandro-souza-took-diuretic-pills-before-shooto-weigh-ins
第三報、ソウザの関係者数人がソウザが利尿剤を使用していたと証言。ペデネイラスは減量が原因で死亡したことを否定。ブラジルでも利尿剤は禁止薬物だが、検査対象はエイズや肝炎などの血液病のみ。
今のところ以上だと思います。
脳卒中とは?(日本語)
http://health.goo.ne.jp/medical/search/10810100.html
私も脳卒中がどんな病気かもしらないような状態でしたので脳卒中と減量(ダイエット)の関係性をググって調べたのですがあまり関係性は見られないようでした、唯一炭水化物ダイエットを実践すると脳の栄養源となるブドウ糖が不足し脳の活動が停止、脳組織が壊死してしまい脳梗塞(脳卒中の一種)に至るというのを見つけたのですが、この症状は恐らく長期間に渡りブドウ糖が不足した場合の症状であってソウザのように短期間ではこの症状は現れないような気がしています。
リンクは失念したのですが、海外のコメント欄かフォーラムからのリンクで専門医が利尿剤やステロイドは高血圧を引き起こすので脳出血(脳卒中の一種)になり死亡に至ったのだろうと見解を述べていたので、私はこの説が今のところ正しいと思っています。
利尿剤の使用は脱水症状に近い症状を引き起こすものなので脱水症状になっていた可能性はあると思いますが、今回の死因は脳卒中だったので脳卒中と脱水症状の関係性がどうなのかですよね、その辺りはまだ調べていないのでなんとも言えませんが、なにか関係があるようでしたらまた書き込みます。
現時点では不明な点も多く管理人さんが意図があって死亡事故と水抜き減量を結びつけた記事を書いたとは思いませんが、流れを何も知らない方が記事を読んだ時に恐らく減量が原因でソウザが亡くなってしまったと感じると思うんですよね。特に安全面に関しての記事は正確性が必要と思うのである程度全体像が見えてから原因や問題点など追求されたほうがいいかもしれません。
リンクありがとうございました。ドクターが明言してるのは死因の卒中で、大会主催者が減量が原因ではない、としていますね。
削除利尿剤にも複数あるようですが、電解質バランスを崩壊させる低カリウム血症の際に血圧が上昇するようです。
脱水症は重篤の場合の症状として昏睡と頻脈があります。血流が水分不足から滞って血が行きわたらなくなるためとのことです。脱水で頭痛がするのも血管が詰まるからだそうです。
原因は複合的なような気もしますね。脱水症、利尿剤、サウナの組み合わせは考える限りで最悪な気がします。
とりあえず書いた記事は文中の注意とこのコメント欄のおかげでみんな断定することはないとおもいますのでこのままにしておきます。あんまり推測で書いちゃいけませんよという見せしめにしておきますw
と思ったけど大した手間でもないのでやっぱり訂正しました。脱水症については、記事中にある減量失敗の際の参考ということにします。医療系の記事は可能な限り調べる努力はしていますが、やはり門外漢であることをもうすこし自覚しておきます。
削除