2013年11月7日木曜日

ファブリシオ・ヴェウドゥム、ヴェラスケスとの打撃戦は怖くないと語る

ヴェウドゥムはMMAの世界に衝撃を与えるつもりだ

LAS VEGAS, NV - FEBRUARY 04:  Fabricio Werdum (right) knees Roy Nelson during the UFC 143 event at Mandalay Bay Events Center on February 4, 2012 in Las Vegas, Nevada.  (Photo by Nick Laham/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images) *** Local Caption *** Fabricio Werdum; Roy Nelson

ESPN.comより

今回の記事によって、ファブリシオ・ヴェウドゥムがミックスド・マーシャル・アーツの中で世界最高と認められたヘビー級選手とケージに足を踏み入れる時、恐らく人々は彼をより真剣に見るだろう。

簡単に言えば、ヴェウドゥム、36歳の彼は、UFCヘビー級チャンピオンのケイン・ヴェラスケスと対峙するにあたり遥かに危険な選手となっている、2010年にフョードル・エメリヤーエンコをトライアングル・チョークにより69秒で絞め落とした時の彼よりもずっとだ。

「フョードルは10年間負けなしで戦った。」とヴェウドゥムはESPNに語った、彼の妻がポルトガル語から英語に翻訳しながらだ。「私はそれ(フョードルに土を着けさせること)が出来たことを世界に見せつけた。だが私にとって大事なことは私のファン、私の家族、私の友人、そして私のチームが私を信じていることだ。」

今夏、ヴェウドゥムはブラジルの英雄的存在であるヘビー級のアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラをアームバーによって力ずくで口頭タップさせた、それによって二人のPRIDEヘビー級チャンピオンを極めた唯一の男となった。彼と彼のチームは感じていた、この勝利は、UFC王座への試みを保障するものとしては十分だと。彼らは待った、そして土曜日の夜、5ラウンドにテクニカル・ノックアウトを記録してヴェラスケスがジュニオール・ドス・サントスにタッチダウンを決めた後、UFC社長デイナ・ホワイトはヴェウドゥムがチャンスを手に入れるだろうことを確認した。

「彼はグラウンドに持ち込みたがるだろうね。」とホワイトはヴェウドゥムについて言った、UFC166ペイ・パー・ビュー放送でのことだ。「それはこの試合を本当に興味深いものにしてくれる。スタイル的に、我々は誰がより優れたスタンド技術を持っているかわかるだろう、そしてもしグラウンドになったら、私が思うにそれは初めての危険な、ヴェラスケスにとって危険な試合となる。」

ヴェウドゥムと6年間彼のヘッド・コーチを務めるハファエル・コルデイロは言った、試合が彼らをどこに誘おうと、彼らに苦はないと予期していると。

「ファブリシオは長年一生懸命働いたんだ。」とコルデイロは言った、彼はアンデウソン・シウバ、ヴァンダレイ・シウバ、マウリシオ・フア、そして他の精力的なブラジル人の集団を育成する手助けをした。「彼はこの試合を期待していた。私が思うにこのケインとの試合は彼に非常に良く適している。」

ヴェラスケスが二度に渡りドス・サントスを粉砕するのを見てきたが、そのサントスは2008年、試合の第1ラウンド序盤にヴェウドゥムをノックアウトしたために、あるファン達はこの自信を根拠のないものと見ているかもしれない。ヴェラスケス(13勝1敗)はオクタゴンの中では怪物であることを証明した。そのUFC王者のスタミナ、ペース、パワーそしてストライキングとグラップリングの二つを切り替える能力は、彼が登場する以前の多くのヘビー級選手とは際立って対照的なものだった、少なくとも一人の有名なロシア人を除けば。

ヴェウドゥムにとって、当然ながらそれは全て見知った感じのするものだ。

その6フィート4インチのブラジル人が2002年にMMAに参入し、2005年にPRIDE、2007年にUFCに参戦したとき、彼は当初パンチの下手な柔術転向者として知られていた。ヴェウドゥムは今もってドス・サントスのような脳を揺さぶるパンチはできない、しかし彼はずっと脅威的なストライカーになっているかもしれない。

「私が思うに、今日では彼はコンプリート・ファイターだ。」とコルデイロは言った。「彼のスタンド・アップは現時点でシガーノよりも優れている、なぜならシガーノはただパンチを放つだけだが、ファブリシオは今日ではパンチ、膝、キックを放つからだ。そして彼の柔術は凄まじい。私が思うに彼は良い、それは良いチャンスを手に入れた、このベルトを取りこの試合に勝利するためのね。」

「もしこやつらが拳を交えたら、ファブリシオは長いリーチを持っている。長い腕がある。長い脚がある。私たちはこれも活かすことができるんだ。もし試合がグラウンドになったら、私達はそれについては本当に余裕を感じている。グラウンドでファブリシオの顔面を殴りつけるのは本当に難しいことなんだ。もし君がこれをやろうとしたら、確実に、彼は君を極めてしまうだろうね。彼は凄まじい技術を持っているんだ。我々はこの試合については本当に自信を感じている。」

「私にとって、ファブリシオのような奴と一緒に働くのはプレッシャーだ。この男は自分のゲームを発展させるために、彼の人生を我々の手に預けて懸命に努力してるからね。」

ヴェウドゥムは土曜日のをヴェラスケスによる「シガーノの戦略の今一度の破壊」として見ていた、そしてUFCの王による「完璧な」試合という評価を下した、ある者は彼をこのスポーツ史上最高の重量級と位置づけるべきだと提案しているほどだ。その妥当性の確認は勝利と、ある時-ヴェウドゥムを退け、それがヴェラスケスの3回連続のUFCヘビー級タイトル防衛記録となった時に訪れるだろう。

「彼は決して疲れることがなかった。」とヴェウドゥムはチャンピオンについて言った。「彼は絶対に自分の力を失わなかった。彼は首尾一貫して戦い続け、組み合い続けた。彼は彼の望むことをやった。シガーノが殴り合いたいと思った時、ケインは彼をテイクダウンした。彼は常にシガーノが考えていることの逆を実行し続けたんだ。」

「私は信じている、彼は戦略と戦い方を変えないだろうと。当然ながら彼は私と立った状態でやりたいだろう、だが彼はまた私をグラウンドに持ち込もうともするだろう。」

ヴェウドゥム、黒帯で柔術世界王者の彼は言う、「(ヴェラスケスと)打撃戦になるのを恐れてはいない、なぜなら私は彼とグラウンドになるのを恐れていないからだ。私は自分のガードを信じている。私はハーフ・ガードかガードからスイープできる。」

ヴェウドゥムは、試合が近づくにつれて(ヴェウドゥムとコーチの)相互の働きかけが熱心なものになっていくだろうと予想している、彼が偉大なるエメリヤーエンコに挑戦したときの彼らのように。ヴェウドゥムは彼の前に立つ敵に傾注している、特に彼はUFCとの仕事を3つ抱えているからなおさらだ。ファイター、これがまず一つ。ラテンと南アメリカの大使。そしてUFCのスペイン語放送の音声であり、この仕事は彼が現役生活を終えた後にも続けたいと望んでいるものだ。

「もし私がケインを極めたら、それは素晴らしいことだろうね。」とヴェウドゥムは言った。「挑戦するんだ。私はこのことを胸に秘めている。私は記録を破りたい。私はフョードルを極めたい、ミノタウロを極めたい、それからケイン・ヴェラスケスを極めたいんだ。それは私のキャリアにおいて素晴らしいものになるだろう。」

万一彼が成功したら、ヴェウドゥムは遥かなる高みに陣取ることになるだろう。もっとも、エメリヤーエンコ、ノゲイラ、そしてヴェラスケスへの勝利によって、彼は同世代で最高のヘビー級選手になるのだという考えに彼が到達することはないだろう。それはファンとメディア次第だ、と彼は言った。

今は、ヴェウドゥムの焦点はもっと達成可能なのものに絞られている。もう一度世界に衝撃を与えるようなものに。

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というわけで次のタイトル挑戦権を獲得したヴェウドゥムのインタビューでした。

来年に初のメキシコ大会で防衛戦をするという噂のあるケイン・ヴェラスケスですが、実はドス・サントス戦で肩を痛めた可能性があるらしく現在MRIで精密検査中です。試合中は何も言わなかったそうですが、試合後にアドレナリンが引いた時、ケインが「痛めたかもしれない」とコーチに言ってきたようです。彼は以前も肩を怪我していますので少し心配です。

そのヴェラスケスは先の王者戦で、とうとうドス・サントスを叩き潰してライバル関係に終止符を打ちました。これにより、ヴェラスケスの長期政権が予想されています。圧倒的なフィジカル、どの局面でも戦える技術、そして相手をお手上げ状態にしてしまう局面の切り替え能力によって、史上最高のヘビー級選手との呼び声もあがりつつあります。この記事では、偉大なるロシアの皇帝、元プライドヘビー級王者エメリヤーエンコ・フョードルと同じスタイルだとしています。

私も感想記事を書いていた時に、何とかあの化け物を止める手段がないかとあれこれ無い知恵を働かせてみましたが、結局これという戦略は思いつきませんでした。あるにはありますが、実行できるのはチームメイトのダニエル・コーミエくらいのものです。ケイン・ヴェラスケスと今のヘビー級ランカーたちを比較したときに、やはりどこかでヴェラスケスに突破されてしまう局面があるように思っています。

そんな盤石に見える王者に挑戦するヴェウドゥムですが、彼と彼のトレーナー曰く自信があるとのことです。なぜなら、王者のスタイルは過去に経験したことがあり、そしてその試合で彼は伝説的な勝利を成し遂げたからです。あの誰にも極められないと思っていたロシア人を、彼は完璧なトライアングル・チョークで切って落としました。

しかし彼はジュニオール・ドス・サントスのUFCデビュー戦の相手となり、右のロング・アッパー一発でマットに崩れ落ちた過去があります。そのために、サントスの打撃に負ける男が王者に勝てるはずもない、とその自信は根拠のないものと見られている節があります。

ただそれは5年も前のことです。トレーナーは言います、今やファブリシオのほうがサントスよりもスタンドでは優れている、なぜなら彼はコンプリート・ファイターだからだと。パンチのみだったサントスに比べ、ファブリシオにはパンチ、膝、蹴りがあるのだと言います。

そしてヴェウドゥムは言います。グラウンドに絶対の自信を持つ彼は、ヴェラスケスにTDされることをまったく恐れないのだと。なぜならテイクダウンをされたとしても、ガードやハーフガードから容易くスイープできるし、顔面を殴りに来たら極めることができるからです。だからこそ彼はサントスのように打撃を貰うことがないのだ、と彼は言います。

あれから5年、彼のトレーナーによれば、ファブリシオは懸命に努力して自分のゲームをより優れたものにしてきたそうです。昔はパンチの弱い柔術家と言われた彼は、今や打撃にも優れた。柔術ベースのより完成されたMMAファイターとして一身に期待を背負っています。そして彼の目標はフョードル、ノゲイラ同様、再びレジェンドを極めてキャリアに輝かしい称号とベルトを加えることです。

では実際それは可能でしょうか?記事中では記者もヴェラスケスを極めるのは「ほぼ可能性がないこと」として扱っている印象です。

まずヴェウドゥムにどのようなアドバンテージがあるでしょうか?

ヴェウドゥムはヘビーでは大柄です。体型がだらしなく見えるのであまり大きい印象がないのですが、他の選手と並び立った時にその大きさに驚くほどです。身長はシガーノと同じです。対して王者はヘビーでは比較的小さいほうですので、ファブリシオは体格でアドバンテージがあります。

このことはかなり重要です。グラウンドにおいて、長い手足は攻守ともに非常に重要になるからです。チェール・ソネンがアンデウソン・シウバの長い手足に下から絡めとられ、思うようにパウンドを打てなかったのなどがいい例でしょう。小柄なヴェラスケスがガードから頭を下げたりしたら、これは絶好の機会となります。

そしてヴェウドゥム最大のアドバンテージが、ボトムからの攻めに優れている点です。彼はガードからでも自分から仕掛けてスイープやサブミッションを狙うことが出来ます。上に乗ってパウンドを打とうとするヴェラスケスに対して仕掛けが成功すれば、極めの強さを活かして一気に勝負を終わらせることができるかもしれません。そして巧みなガードワークでパウンドを打たせないようにすることができる可能性があります。

このボトムからの攻めが担保になっているために、ヴェウドゥムは打撃戦でも有利に運べる展開もあるでしょう。TDを警戒させてディフェンスを散漫にさせることが、王者のスタンドの要となっています。なのでTDに対しての警戒を捨てて打撃戦に専念できれば、これまでの選手よりも遥かにスタンドが楽になるでしょう。王者としては隙を作りにくくなります。そうなるとリーチで負けているヴェラスケスは、中に入れずに削られ続けてしまうかもしれません。

しかし上記のはあくまでも肯定的に捉えたものです。ヴェウドゥムには不安要素も数多くあります。

まず第一がフィジカル差です。若くて運動量の豊富な王者のほうが、スピード、スタミナ、パワーすべてにおいて優れているでしょう。ノゲイラ戦でのファブリシオはとても動きが速いとは言えませんでしたし、また中盤以降ぐだついてスタミナの無さも感じさせるところがありました。タイトル戦は5Rですので、長期戦での削り合いになればヴェウドゥムに勝機はないように思います。

次にスタンドのスキルです。王者はTDのプレッシャーによって、パンチで突出した技術を持つサントスを上回りました。しかしそのパンチ技術は仮にTDが無くとも相当なものです。過去の王者とノゲイラの試合を参考にしてみても、ノゲイラのパンチに苦戦したファブリシオが純粋な打ち合いで王者に勝てるかは疑問符が付くところでしょう。

またファブリシオは長身を活かしたタイクリンチからの膝を得意としますが、それは王者の得意な技でもあります。ヴェラスケスはサントス戦で、自分よりも大きいサントスに何度も膝をボディに叩き込んでいます。王者の得意な距離でファブリシオが戦った時、体格のアドバンテージがある一方でスピードとパワーでは王者には劣るために、打ち負ける可能性も高いでしょう。

クリンチとTDでは、まず王者に分があると思います。なのでファブリシオは危うくなったらすぐに引き込みに来そうな気がします。なのでポイントはグラウンド、それもファブリシオがボトムになった展開です。

ボトムにおいてファブリシオは絶対の自信を見せます。しかし王者のトップキープの仕方は、決してチェール・ソネンのようにガードで相手の胸に顔を預けて密着するようなものではありません。基本はガードかハーフ・ガードの状態で、相手の密着を引きはがしてバランスを取りながらのパウンドです。それはパウンドを打ちやすいというだけでなく、密着状態になった時に柔術のスキルを用いて極められたりポジションを変えられる危険性を回避するものです。なので王者はある程度相手に身体の動くスペースを与え、それを緩衝地帯として相手の動きを見ながらコントロールしています。顕著だったのはアントニオ・シウバ戦1でしょう。彼もまたGSPに似た支配の方法を使います。

またその際に王者は肘を振るいます。いくらファブリシオが柔術の名手とはいえ、上から鋭利な肘が振り下ろされる中で下から攻めるのは相当に難しいでしょう。この肘はガードからでも当たるからです。万が一流血して瞼を切り裂かれれば、視界を塞がれてしまいます。そうなればアントニオ・シウバと同じ末路を辿るでしょう。

王者は戦略を変えてこないとファブリシオは読んでいます。しかし私の予想では、ケイン・ヴェラスケスはキックによる削りを多く使うのではないかと思っています。ファブリシオはTDを恐れないですし、またグラウンド&パウンドには一定の危険が付きまといます。そして純粋なスタンド勝負では、ファブリシオのリーチのあるジャブに手こずるかもしれません。そうなったとき、王者はパンチだけでなくガンガンに蹴ってくるのではと予想しています。なぜなら、ファブリシオの側にはTDのプレッシャーがないからです。足を取られたところでTDされる恐れはないでしょう。ファブリシオがTDに来て上を取ったらこれはかなりまずい展開です。王者のボトムは未知数だからです。ただ倒されても恐らくは脱出して立つでしょうし、それ以前にやはりTDされはしないと思います。そうなった時に、リーチがある蹴りを多用するのかなと思います。ファブリシオは蹴りにカウンターでパンチを合わせるかもしれませんが、サントスの猛打をすべて耐えた王者には大した脅威ではないはずです。そしてスピードで勝る王者の蹴りのほうが、やはりファブリシオより早く当たるでしょう。ファブリシオが応戦して蹴りあいになれば、ますます王者としては理想的な気がします。そうしてファブリシオが消耗すれば、後半ではKO等が出るのではないでしょうか。

なのでフットワークを駆使したステップインしての速いストレート系のパンチ、そして接近しての猛打、クリンチでの膝や蹴り、そしてまた距離を取って蹴りやパンチ、というのが王者の戦略となりそうな気がします。

もっとも、序盤でパンチによってファブリシオが沈められる可能性も高そうです。ただそこで一気に決めようとしすぎるとファブリシオは危険な男ですので、落ち着いていけばまず大丈夫でしょう。ロシアの皇帝はあの試合で妙に焦っているところがあって捕まってしまいましたが、今の王者はそんなことはないと思われます。

現状ではやはりファブリシオが不利なように思います。年齢的にも肉体に衰えが目立ち始めるころです。それでも彼の劣勢からの大逆転が狙える柔術はやはり脅威ですし、わずかに油断をすれば王者ですら極められる恐れがあるでしょう。もしサントス戦での5Rのように、疲れたところをサブミッションに捕えられたらたとえ王者といえど逃げられないと思います。なのでファブリシオは戦略を工夫すれば、どこかしらに突破口がありそうな気がします。

まったくどの局面でも勝てない選手では希望が皆無ですが、ファブリシオの柔術のスキルは疑いようもなくヘビー級最高です。王者よりも優れているでしょう。どこか一つでも勝っていれば、勝機は必ずあります。あとはどうやってその機会を生み出すかです。そして彼は過去、決して極められないだろうと思われていた英雄を二人も柔術で仕留めています。さらにそのうちの一人は、現王者のスタイルの基盤の一つとなっている選手なのです。その実績は、少なからず彼に期待させてくれるところがあります。

年齢的にも、ファブリシオはこれが最後のチャンスかもしれません。そしてこの柔術エキスパートは大一番での強さを証明済みです。彼の磨き抜かれた柔の技が、オクタゴンを支配する獣の王を捕縛することができるのか?果たして両者がオクタゴンにどんな戦略を持ち込んで来るのか、今から想像するだけでワクワクが止まりません。

6 件のコメント:

  1. ヴェラスケスの肩の怪我が心配です
    MMA Maniaの記事をさっき読みましたがサントス戦で傷めたのですね
    以前手術した部位が再発してしまったのかなあ、、
    自分もローテーターカフを傷めたことがあるのですがなかなか治らないし
    肩の力が入らなくなってしまいます
    自分の場合はパンチを打ったりするのにはさほど問題は感じませんでしたが、
    重たいものを持ったり組技をやると力が入らないし無理はできないと自然とストップがかかってしまいました

    まあこれがヴェラスケスのケースに当てはまるのかどうか分かりませんが、
    もしかしたら組技は避けて打撃を中心とした戦術に変えてくるかもしれません
    そうでなくともファブリシオのファイトスタイルを考えるとチャンピオンはスタンドの打撃戦を選ぶ可能性が高いですね

    スピード、スタミナに差があるのでスタンド打撃合戦になると
    ファブリシオはガードを上げてディフェンスしながら(打撃も織り交ぜながら)組み付ける隙を探ることになるでしょう
    ガードが上がったところを例えばボクシングならレバーにパンチを叩きこんだりしますが、
    エディさんのおっしゃるようにチャンピオンは蹴りを多用するかも知れませんね
    それで3Rも削り続ければスタミナの差が現れて挑戦者はジリ貧になるでしょう
    その前に強烈な連打を食らって倒される可能性も高いと思います

    このようにヴェラスケスが優位に試合を進めて打撃でフィニッシュするんじゃないかと見てますが、
    個人的な見所の一つはヴェラスケスがファブをテイクダウンするかどうかです
    もしくはファブの引き込みに付き合うのかどうか
    万全の状態でも避けるべきところですが肩の怪我がどうなるかわからないですし
    やはりグラウンドの攻防は期待できないかもですね
    少しでも面白い拮抗した勝負になって欲しいのでヴェラスケスが持ち前の気の強さを発揮して
    アブダビ重量級覇者の寝技を叩き潰すつもりでファブのグラウンドに付き合ってくれたら嬉しいんですけど

    メキシコでの初UFC大会でヴェラスケスがメインとなると
    ファブの勝ち目はさらに薄くなるでしょう
    Brown Prideケインはメキシコだと勝利していつもより嬉しそうな顔をしてくれるのでしょうか







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    1. インナーマッスルは鍛えにくいし怪我したら治りにくいと厄介ですよね。組み技なんかで腕を動かす動作全部が制限されたら試合が成立しません。以前知り合いの息子さんにレスリング経験者がいましたが、やはり肩を壊して断念したみたいですし、ワイドマンも肩に大けがをしています。レスリング経験者で肩を壊している人は多そうです。ヴェラスケスもずっと前に壊したのが癖になっているのかもしれませんね。心配です。

      一番の見どころはやはりグラウンドに行くかどうかですね。普通に考えれば王者はグラウンドには行かないところですが、あの王者のアグレッシブさを考えるとグラウンドに行って勝負を挑む可能性もあります。ファブリシオをグラウンドでパウンド・アウトしたらいよいよ手が付けられません。その展開になったらファンとしては一番うれしいですねw

      メキシコは彼のルーツですから、たぶん最高の笑顔を見せてくれると思います。

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  2. ファブさんはUFCの煽り動画で猪木状態で相手を拝みながら前進するというシュールなパフォーマンスの印象が強過ぎてwとてもスタンドでケインの相手になれるとは…

    まだTDの技術があればワンチャンあると思うんですが

    漫画的な勘ぐりするとあえて「打撃を磨いてきた」とかまして
    それ以上に上達したタックルで…
    とかだったら面白いです

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    1. 拝み尻移動の時はファブリシオがちょっとテンパり過ぎていたと思うので勘弁してあげてくださいwなぜか足を負傷してからは普通にスタンドでアリスターとやり合うという謎の展開になっていましたので。

      ファブリシオはTDにはあまり行かないしタックルは巧くないですよね。ただもし本当にグラウンドに自信があるなら成功しなくても自分から仕掛けることはできそうですし、失敗してケインが上を取ってくれたら望むところなので、ファブリシオがTDを仕掛けるのはいいかもしれませんね。拝み尻移動よりはずっといいです。

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  3. ファブリシオの集中力に期待です。

    対ヒョードルでは、居合いのように柄に手を掛け待ち続け、一瞬の機会に刀を抜いた印象です。

    あと目立ちたがり屋でハートも強いので、下馬評を覆してやろうというサプライズ精神も好きです(笑

    ヴェラスケスの手のつけられなさはヒョードルの比じゃありませんが、極めの一点に勝るのみで、十分緊張感を楽しめます

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    1. ファブリシオは顔付だけ見ると地味そうですが結構お調子者らしいですね。そういうところが大物をハントできるメンタリティなんでしょう。

      フョードル戦では、狙ったというよりも咄嗟に体が反応したように見えました。彼がこれまで築き上げてきたすべてがあの一点に集約した感じです。あの一瞬の閃きはまさに居合の一閃という感じです。

      フョードルはヘンドのおっさんとやった時も思いましたが、最新MMAに疎いから危険なポジションや相手の使う技をわからずに突っ込んで負けてしまった印象です。そのあたりをちゃんと知っているヴェラスケスには、そうそう隙は無いような気がします。ただ、それでもサントス戦の5Rに見せた隙は、少しばかり気にかかるところです。

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